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ロンドン生活317日目|フィンランドとイギリスの光の違い③

Moikka! Olen mitsuki.🍄

昨日の続きね。

「では何故アールトはこのようなデザインにしたのか?」

『1951年の時点ではまだLinear lightは勿論LEDも開発されていなかったけど、そういう時代背景についてはどう考える?』

「それは大きいかも知れないけど、当時既に蛍光灯はあったはずだから直線的なデザインもやろうと思えば出来たはずよ。それをやらない選択をした。それよりも森の中の陰影とか光の少なさを表現したんじゃないかしら。」

「そうね。これを見ると建築家としての意志を貫いたという感じがするわ。それに当時は満たすべき照度の規制も無かったと思うし、そういう表現的な事を今より実現しやすかったと思う。」

当時はキャンドルしか無い時代からまだそう遠くなかったから、"間隔を開けて置く光"をまず最初に思い付くのは自然なことかも。」

面白い!照度規制とキャンドルの時代からの距離は思いつかなかった!照度規制、フィンランドはいつできたんだろう?調べなきゃ。

「それにしても窓の小ささや日除とか面白いわね。光が少ないのなら大きな窓を開けてより沢山の日光を取り入れたい心理が働きそうだけど。何かそういう歴史的背景でもあるのかしら?イギリスではWW2後、窓の総面積によって税金が課せられる事になったから大きな窓がある家はわざわざ煉瓦で埋めて小さくしたのよ。皆室内で日光を浴びるよりも税金を払わない事を優先したの😉何かそういうのがあったのかしら...?」

『窓が小さいのは冬の断熱の為というのが大きいと思う。でも窓に関する出来事は面白いね。』

「そうでしょ?調べる価値ありそうよ!」

という感じで、最後は雑談をしつつ終了したよ。皆さん終始ノリノリで聞いてくれて、本当に発表していて楽しかった〜!仕事の時間を割いて頂けて本当にありがたい。

フィンランドとイギリスの光の違いについて最終的な結論付けはまだ出来ないけど、イギリスのは資本主義的な感じがする。今皆さんが提案したデザインのスケッチを描き始めたのだけど、やっぱり雰囲気が全く違くなりそう。

発表中のハイライトは
『フィンランドもイギリスと同じように曇りの日が多くて...』
と話したら
「Oh shut up! We're definitely shining in UK?」
って言われたこと😂😂😂

それでは
Kiitos Paljon!
mitsuki.🇬🇧

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