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封印再度を久しぶりに読みました

 森博嗣先生のS&Mシリーズを久々に(15年ぶりくらい?)に読んでみようかなと思い手に取ったのは、封印再度。なんだか最近お疲れ気味なので、甘め要素多めで選びました~。
 しょっぱなから儀同世津子!お~懐かしい。実は林さんと祖父江さんの娘だっけ?直接関係ないけど、複数シリーズでいろんな人物が複雑に絡み合っているから誰か相関図作ってほしい‥。ちなみ最後に出てくる瀬戸千衣も何かあったような。名前を組み替えて‥ってあ、これは言ったらいけないやつかな(笑)
 封印再度は謎解きはもちろん、犀川先生と萌絵ちゃんの話が、がっつり描かれるのもファンには嬉しいところです。犀川先生が萌絵ちゃんのちょっと伸びた髪型が実は気に入っているとか、シックなスーツ姿にドキドキしているとか、でもばれないように見ないようにしている(でも結局言っちゃう)とか、森先生、大盤振る舞いですか?!そして極めつけはエイプリルフールの嘘。この展開は、乙女のあこがれのシチュエーションです(笑)萌絵ちゃん全然反省してなくて、さすがに犀川先生かわいそうだわ、と思ったところで睦子叔母の「目的のために手段を選ばないところが自分にそっくり」と認めるセリフがくすっと笑えて好きです。
 同じ本でも読むときで、心にひっかかる場面が違いますが、今回の私は、萌絵ちゃんがマリモを見舞った病院から帰るときに思う「人間って結局、自分のことで涙を流すのだ」というセリフが気になりました。本題とは関係なくても何だか気になる言葉に出会えるのも読書の楽しみですよね~。
 S&Mシリーズ、久しぶりに読んで懐かしいし、面白かった!次は何を読もうかな?!

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