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「彼が8個下で…」と言うと、

私のことをよく知ってくれている人は、
それなりに思うことがありながらも
応援してくれる人が多い。

それもこれも、
「彼の人柄」をきちんと理解しようとしてくれて
そのうえで話を聞いてくれるから。

よく知ってくれている人でも、
明らかなクズであった男性と付き合っていたときは
ちゃんと反対された笑


でも、年配の人(50代前後)には
ことごとく、頭ごなしに否定されることが多い。

「絶対別れるから」
「年の差で上手くいった話を聞いたことがない」


この間、会社の人事の女の人(40歳)と
飲みにいく機会があった。

彼との話をあれやこれやと聞かれたのちに、
「まぁ、このままだらだら付き合ってたらいいんじゃない?」
と、びっくりするくらい冷酷に言い放たれた。

私は彼との関係に1ミリも悩んでいなかったし、
悩み相談的なものをしたつもりは全くなかった。
ただ、一方的に話を聞かれ、どこが好きだのあーだの、
聞かれた質問に淡々と答えたいただけなのに、だ。

答えている間も、
「あぁ、この人ははなから応援する気も
見守る気もなく、粗を探そうとしてるなー。」
と感じていた。


「結婚する気があれば、
お金がなくても若くても
プロポーズしてくるから」と。

「私たちも大学卒業してすぐ結婚したから」と。

それももちろんあると思う。
でもよくよく話を聞くと、
どちらも実家が太く、かなり金銭的援助が出ていたらしい。

私と彼もそこそこ普通の家庭で育ったけど、
そういう意味で親に頼ろうという気持ちはないし、
そもそも時代も結婚に対する意識も
何もかもが今は違う。

自分の感覚が「正」で論破される時間。
あれほど苦痛なものはない。


はじめは、
「やっぱり上手く行かないのかなぁ」と
まわりから言われるたびに落ち込んでいた。

でも、彼との時間が増えていくにつれ、
彼との会話、信頼が積み上がっていくにつれ、

「ほっといてくれよ」

と思うようになった。


「私たちは論外!
年の差でも絶対上手くいくんだから!」

みたいなのとはちょっと違う。


私たちは私たちで、
一歩一歩すり合わせて着実に前に進んでいて
何ごともない穏やかで幸せな日々を過ごしている。
いろんな問題にぶつかりながらも、
その都度お互いの気持ちを話して聞いて、
中間地点を見つけながらここまできた。

年の差なんて、自分達が一番感じている。
それは引け目という意味ではなく、
年の差があるからこそ、一緒にいるなかで
埋めていく、すり合わせていく必要があるものが
人より少し多くある、ということ。

そういう過程や思いを何も知らない人に
「年の差」という一言だけで
とやかく茶々を入れられたくない、ほっといてくれ。

という感情が正しい。


だから最近は、
「どうせ別れる」「上手く行かない」
みたいなことを言われても、
「そうかもしれないですね〜」と
感情メーターゼロで流せるようになった。

反論はしない。
言っても無駄だから。

だって、誰ひとり、
「私のことを思って反対している人」
なんていないんだもの。

言葉の節々でそれは伝わってくる。

そんな人たちに何を言われても、
自分には何も響かなくなった。

だから、はいはーいって流すのが楽。
ど正面から受け止めるだけ無駄なダメージ。


昔の私なら
まわりの言葉の影響力がでかすぎて
こんな風に思えなかった。

年齢を重ねて我が強くなったのか、
自分の人生を生きる覚悟、勇気を
やっと持つことができたのか笑


人は人、私は私。
彼も彼でしかない。
同じ人間は誰ひとりいない。

女、男、年下、年上、というくくりで
まとめてしまうのではなく、
目の前にいる「彼」と
私はこれからも向き合っていきたい。

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