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全然覚悟が足りてなかったと思い知った件について

先日、一緒にWEB制作のお仕事をしている、しゃおりさんにお誘いいただいて、千歳市で開催された環境活動家谷口たかひささんの講演にいってきた。
しばらく環境に関するイベントには行っていなくて、江別に引っ越してきてからはじめての参加。

谷口さんの講演はYouTubeに動画がアップされているので、ぜひ見てほしい内容。先日の講演では気候変動によって、すでに引き起こされている自然災害や、最近のデータが追加されていました。



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私が環境問題について興味を持ち始めたのはイギリスへ留学した頃で、もう15年くらい前。はじめはクラスメイトにベジタリアンの人がいたり、友達のパートナーのお姉さんがビーガンで、彼女の愚痴を聞いたりして環境問題について考え始めた。

買い物袋が有料化させる前からマイバッグを愛用していたし、マイボトルも利用していた。

10年前は自身の働いているファッション業界がこんなに環境汚染に加担しているとは知らず、環境汚染産業2位と知った時に無知だったことがすごく恥ずかしいと思った。今ではファッションをサステナブルにする活動やビジネスをしたいと考えている。

けれど、私は行動の量が全然たりていなかったと気づいて、また恥ずかしかった。

スケジュール管理とか、TODOをどれだけこなせるかとか、継続するために工夫が必要と思っていたが、ただただ覚悟が足りなかったと思い知った。

残念なことに気候変動の問題に関してはタイムリミットがある。

IPCCの第6次統合報告書では、現在は産業革命前の気温から1.1度上昇していて、2022年におきたパキスタンの大洪水のような自然災害の原因とされている。この気温の上昇を1.5度で食い止めないと、気候変動が原因の自然災害がもっとひどくなってしまう。例えば2度まで上昇した場合と1.5度で食い止めた場合と比べると、たった0.5度の差なのに自然災害の損害が2倍になると試算されている。

日本も気候変動によって引き起こされる自然災害のリスクはとても高い。
例えば不作によって食料が手に入らなくなったり、洪水で住むとこをを追われてしまったり…

CO2の量をどんどん削減しなければならない状況なのに、まだ世界のCO2排出量は増えている。これを2025年までに減少に転じさせて、2030年には43%削減、50年に炭素ゼロに近い99%にしなければならない。

それなのに、ファッションをサステナブルにする活動を「ちょっとアイツは変わっている」と思われたらどうしようとか、「需要がないかもしれない」とか、どうでも良いことで躊躇したりグダグダ悩んだりしてバカバカしかったなと思った。

谷口さんが「私にできることは全部やった」と胸を張って言えるように、環境活動家として多くの人に環境問題を知ってもらう活動に取り組んでいるらしい。

今の私の行動量だと全く「私にできることは全部やった」とは思えない。

「私にできることは全部やった」と胸を張って言えるようになりたいと思った。

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今回の講演で気づいたことはもう一つある。

FACT(事実)とOPINION(意見)を分けること。
そして、どう行動するのかということ。

例えば牛肉を生産するまでの環境負荷はとても高く、私は牛肉を買って食べるのは年に4回までとして、ご馳走していただく分はありがたく頂戴するというルールを自分に課している。年4回に意味はなくて、そこは私の単なるお気持ちの部分。今日は自分にご褒美だ!とかパーティーだ!の特別な日が年に4回くらいかなという、完全に私のお気持ちマイルール。

マイルールを聞いて、年に4回も牛肉を食べるなんて!と思う人もいれば、良いねという人、それぞれの意見があると思うし、それで良いと思う。

けれど、牛肉の生産するまでの環境負荷の量はFACTなので変えられない事実で、気候変動によって今までと同じような生活ができなくなることも事実。

そのFACTにたいして、どんなOPINIONを持ち、行動するのか。

FACTは変えられないけれど、OPINIONは人それぞれだし、行動も人それぞれだ。

例えば、すべての人が牛肉を食べない選択をすると、気候変動に対してとっても大きなインパクトを与えることはできる。けれど、牛肉が環境負荷が大きいと知ってもやめられないという人を責めようとは思えない。

とっても難しいし、健全な形で酪農を残す必要もある。

私は牛乳やバターやクリームを辞めることができずに挫折した経験があるから、好きなことを減らすことの難しさはとても良くわかる。それで今では牛乳を一日にコップ一杯にして、あとは豆乳、牛肉を買って食べるのは年に4回で折り合いをつけている。

この折り合いをどこでつけるのかが大切な気がしてて、その人その人の生活から、各自のやり方でエネルギー消費量やC02排出量を削減したらいいと思う。このあたりは私のOPINIONなんだけれど…

気候変動にかんして、私のOPINIONや行動で評価されることはどうでも良くて、とにかくFACTを広めたい。

そしてファッションをサステナブルにする活動をどんどんして、10年後「できることは全部やった」と言いたいと思った講演だった。

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1月下旬からXで#ゆるサステナブルで投稿しています。



これってサステナブルかな?という質問でも、家ではこんなを事やってますでも、サステナブルについて気になることがあったら、ぜひ#ゆるサステナブルで投稿してみてください🙏

新しいサステナブルな方法を発見したり、皆さんの疑問や感想から色々きづける事があると思うので、どうぞよろしくお願いします🙏


気象庁や環境省から気候変動についてのデータがみられます

https://www.mext.go.jp/content/20230531-mxt_kankyou-100000543_9.pdf

https://www.env.go.jp/content/000155003.pdf



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