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衣服のリサイクルについて

先日、下着メーカーに15年も務めていて現在はイメコン勉強中のさちさちさんに、ワコールのリサイクルサービスについて教えていただいた。今週のnoteはワコールが実施しているリサイクルサービスについて書いてみようと思う。

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皆さんは衣服を処分する場合はどうしているだろうか?

私の場合は捨てずにしつこく使い倒している。
10年越しのユニクロジーンズやら、母が友人からもらってきたが着ていないという服やら、夫がもう着なくなった服やらをしつこく、しつこく着ている。

けれどもタオルやら、人に上げることもできないような状態の子供服など、どうしようもないものはウエスにして家のお掃除に貢献してもらった後に、燃えるゴミに出している。

その他の、まだ人にあげられそうな状態の良いものはメルカリで売ったり、人に譲ったりしている。

人に譲るにはちょっと無理があるけれど、ウエスはもう十分過ぎるほど余っている時は自治体の資源回収に出している。

回収された衣服はどうなるのかというと、大抵はまだ着られそうなものはリユースへ。それ以外のものは工場で使うウエスになったり、ワタにして再利用されている。


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環境省のサステナブルファッションのWEBサイトからの情報によると、リサイクル・リユースされる衣服は34%程度で、66%が焼却・埋め立てされているらしい。

衣服のリサイクル率が34%に比べペットボトルリサイクル率は2022年度は86.9%。衣服のリサイクルはまだまだ改善の余地がある。

環境省によると多くの自治体で衣服の回収をしているらしいので、ぜひ「古着 回収」と検索してみてほしい。

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自治体の回収の他にワコールの様に衣服の回収を行う企業も出てきている。
ワコールで回収された衣服がどうなるかというと、「BRING」を通して、新しい衣服に生まれ変わる。

BRINGはポリエステル素材を化学的処理をして、もう一度ポリエステル繊維に作り直している。石油からポリエステルを作るのと比べ、なんと49%もCO2を削減出来るらしい。しかもリサイクルで作られた再生ポリエステルを何度もリサイクルが出来る。「服から服をつくる」状態なのだ。


数年前に会長岩元美智彦さんの講演会を聞いたことがあり、「資源の奪い合い、争いの無い世界を作りたい」とおっしゃっており、とても感銘を受けた。一字一句を思い出せない残念な記憶力で申し訳ないけれど、「世界平和」を目指すために地下資源に頼らない、サステナブルな社会になる必要があるというようなことをお話されてたことが心に残っている。

今では、無印良品やビームスなど100を超えるブランドと提携をしていて、提携している店舗にはBRINGの衣服回収ボックスが置かれている。回収した衣服は、まだ着られる状態の良いものはリユースへ回し、ポリエステル素材以外のものも安心して任せられるサービスになってるので、ぜひ利用してみてほしい。



「予想どおりに不合理」はやっと終了。環境問題につても少し取り上げられていて、道徳的な規範で環境問題に取り組むべきか、経済的な規範で抑制するべきかの考察が興味深く、この悩ましい問題についていつか書いてみたい。
「未来を切り拓くための5ステップ」はあと少しで終わりそうです。


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