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小学校の先生は〇〇○が9割


ズバリ!小学校の先生は「在り方」が9割!!

小学校の先生をしていると、研修がたくさんある。
各学校には、研究主任がおり、各学校ごとに、研究教科を決め、その研究を達成するために先生たちみんなで協力して行く。

他にも、夏休みを使った校外研修などもある。校内研修と違って、自分の好きなことを学ぶことができるから楽しい。

自分に取って身になる研修もたくさんあるが、こういった研修で得られるのは、「教育法」や「教育技術」ばっかりである!

例えば、学級経営がうまく行くように、クラス遊びのやり方を教わる。
算数の授業がうまく行くように、板書のコツを教わる。
時には、保護者対応のマニュアルや不登校支援の仕方などの研修を受けたこともある。

つまり、研修は「やり方」ばかり!

それに対して、「在り方」について教わったり、小学校の教員としての目的や自分の目標について深める機会が乏しいと感じた。

思えば、教員採用試験の面接では、自分の教育に対する熱い想いを伝えた。「私は、○○のような先生になりたい!!!」
まさに、教員としての在り方を伝えることができた。

しかし、現場に入ると、自分が小学校の先生として、どう在りたいのかを考える時間以上に
・次の日の授業の「やり方」はどうしようか。
・来週の面談の時の保護者対応の「やり方」はどうしようか。
・整列のさせ方はどうしようか。
などの日々の業務に追われ、「やり方」を考える時間でいっぱいだった。

なぜ「在り方」を大切にしたいのか。

ここまで述べてきたような「やり方」について軽視したいのではない。特に、若手のうちは「やり方」をインプットして行くことで次の日の授業が劇的に変わることがある。

しかし、それ以上に「在り方」を大切にしていきたい。
そのわけを2つ紹介する。

①先生も子どもも人間!気持ちが大切!

「教育は人」と言うように、人と人がいて成り立ちます。相手がロボットなら、決められたやり方でやっていけばいいけれど、相手は人です。
人を動かすのは、「気持ちがこもっているか」です。
よくベテランの先生の素晴らしいやり方を真似してもうまくいかない!なんてことがよくあった。
これは、完全に目の前のやり方に囚われ、気持ちがこもっていないからだと思う。
それよりも、自分は目の前の子どもたちに対してどういう気持ちで関わっていきたいのかを大切にして行くことができたらいいと思う。

②エネルギーは通るから!

子どもは小さければ小さいほど、言語化するのが難しいのは、簡単に想像がつく。だからこそ、雰囲気やエネルギーで動くことがある。例えば、笑顔でいっぱいの人のところに行くとか、楽しそうな雰囲気の教室に入りたくなるとか、そんな経験は日常茶飯事。
算数のかけ算を覚える授業
「やり方」の場合は、こうやってやれば、覚えられるはずだからと信じて、一生懸命授業を工夫する。

「在り方」の場合は、目の前の子どもができるように何度も何度も励まし、達成するまで向き合う。

私の経験では、「在り方」を大切にした方がうまく行く!
特別、すごいやり方をしなくても、諦めずに向き合うことで子どもはできるようになるし、方法に頼らず、先生の気持ちを全力でぶつけていくエネルギーを子どもは、無意識に感じ取っているんだろうと思う。

「先生は、僕たち私たちにかけ算を覚えてもらうのに必死なんだ!」って、思わせたら、絶対に子どもたちは頑張る!

だから、そう言う気持ちで、「やり方」に頼らず、先生としての「在り方」をこれからも大切にしていきたい!!!


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