無為と生成 / 20200521

自然の偉大さ 畏怖にも似た崇拝 道路という人工物から覗く木々と細い幹 果てが見えない 空が見えない 恐ろしくもあり、あの中に迷い込めば、二度と人間世界に戻らなくていいんだ。どんな最後になるかは分からないけれどね。人間界で死ぬよりも壮絶な死に方だろう。でもある意味究極の自然死では?どんなに好きな彼も、この僕も、いつかこの意識を閉じることだけは決まっている。かつて本土は全てがこんな調子だったんだ。人間は頑張った。それでも、僕らのあの日々も、木々がビルヂング街に成り果てた今も、空が見えなくて、明日が見えない。

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