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毎年、舗装された道に落ちてしまった迷いセミの幼虫を樹に戻してあげる、勝手ボランティアをしていて。それを、セミレスキューと言っていた。

夏ももう終わり、セミは、もはや、ほとんど鳴いていない。


近隣の公園の整備が続いていて。去年からセミが激減している。さらにあと2年、閉鎖して整備を続けるようなので、さらにセミも、他の昆虫や動物も減ると予測される。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

セミなんて、農業からすると、本来は害虫だしな。



そうなのだ。だが、生態系というものがある。

この世に、いなくていい命は、無いのだろうと思うのである。


いわんや、セミの命をや。


少なくなったものの、今年は、2匹の幼虫をセミレスキューした。


ところで。不思議に思うことがあるのである。

セミは、あらゆるところで羽化するが、特に集中して羽化する樹が存在する。


写真ではたいしてついていないように見えるが


私は、命の樹と勝手に名付けているのだが、これが、凄い。

去年も、記事にしたことがあるのだが、一本の樹に、凄まじい数の空蝉うつせみが、こびりついている。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

つくづく、何とも、不思議だ。


命の樹。私も、そんな樹に、なれればいいなと、幹を静かになぜて見上げた。


そんなこんなの、行く夏の思い出話を家内としようかと思って振り返ると、ソファーの家内が、にっこり笑って脚を指さしていた。

家内は、夏のプロジェクトに参加するため、実は、先日から家を空けていた。今回は、不在期間が長く、8月末までは都心のホテルで泊まり込みになり。帰宅するのは、日曜日の深夜で 。月曜日の午前中には、また、出ていったのである。

でも。それも、ようやく終わりを告げた。



マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。


家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。




だから。




これで、いいのだ。





■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。





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