酢
家内が、こういうものを買ってきた。今、酢が、健康に良いということで、売れているらしい。
代謝を促して、ダイエットにもなる。そして、家内は、高血圧で通院している。その、高血圧にも効果があるという。
そこで、これを買ってきた。
そして、これも。
私は、家内に、言った。
毎日、少しずつ、きちんと、飲もうね。効果を引き出そうね。
あなたは、血圧降下に。
俺は、ダイエットに。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
あれからかなり時間が経っているけれど、飲んでないよね。2人とも。
飲まねば、ね。
せっかく、あるのだから。
家内は、私に、健康効果のことを教えてくれながら、ここの部分を見せてきた。
カレーに隠し味として入れると、書いてある。
思い出す。この記事。母の、酢カレー事件の記事だ。
家内が、言った。
みかちゃん(注1)、間違ってなかったんじゃない?
心の中の、リトルkojuroが、ちょっと、語気を荒らげて、呟いた。
あの、みかちゃんのカレーは、とても酸っぱくて、食べられないくらいだったもんな。
母のカレーは、大量の酢が入っていて、気持ち良く食べられる味では無かった。この黒酢のようなまろやかで甘い味付けものを少量入れるのは、隠し味として、ありなんだと思う。
そのあと、椅子に座って、ゆめのさんの絵をボンヤリと眺めながら、母のことを、思い出していた。
(注1)母は生前、特に、孫ができてから、孫から。あるいは、私や兄、義姉、家内を含め、家族から、「みかちゃん」というあだ名で呼ばれていた。母は、このあだ名をあまり気に入っていなくて、何度も名前を変えて欲しいと孫たちにお願いをしていたが、だって「みかちゃん」じゃん。と、長女に笑いながら言われてから、観念したようだ。
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