朝イチ映画
正月、朝ラーメンを食べた帰りに、映画館に行った。
私は、テレビはあまり見ないが、ドラマは、よく見る。家内が、テレビドラマが大好きで。その影響で、私も一緒に見るようになった。
だいたい、新しいドラマが始まる時には、ほとんど全てを録画して。最初の会は、だいたい、家内と一緒に見ることになる。
私がドラマを見るのは、家内のマッサージをするときに限られているのだが。この機会が頻繁にあるために、数多くのドラマを見るのである。
その中でも、好きなドラマというのは、ある。そして、数年前に、「99.9-刑事専門弁護士-」という、松潤が主役のドラマを好んで観ていた。それの特番が、年末にあって。今まで、2シーズン放映していたが、全部一挙に再放送した上で、スペシャル番組を放映していた。
長男は、その頃はまだ、ドラマが好きなわけではなくて。家内が、長男のために、全てを撮り溜めていて。長男は、冬休みに、一気にそれを観ていた。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
コジは、映画、観るつもりなんだろう?
これで、一緒に観る準備は、整ったね。
朝ラーメンの帰りに、誰もいない1月4日の氏神様の初詣に行き、その帰りに、その映画を観ることにしたのである。
朝イチの映画は、8時30分から始まる。その回に行き、長男の指定する、最終列の真ん中を取って7番スクリーンに入った。
観客は、ほぼ、20名くらい。なぜか、私と同世代くらいの人が多かった。
映画の内容は、なかなか面白かった。年末のスペシャルとも、繋がっていて。その、振り返りの時間もあり、楽しさは、倍増していた。
テーマは、起訴されたらほぼ我が国では99.9%有罪になるという、刑事事件の弁護を引き受ける刑事事件専門弁護士が、事実を粘り強く追求して勝利を勝ち取っていくという内容で。なかなか、爽快である。と同時に、検事や裁判官の苦悩にも触れていて、考えさせられる。
香川照之や、他の俳優陣も個性的で。オヤジギャグ連発で、他の番組や映画などのパロディも満載で、コメディ的要素もふんだんに盛り込まれていて、面白い。
年末の、松本潤の相棒役が、杉咲花で。この役が、また、面白く。いっぺんに、杉咲花のファンになってしまった。
実は、今のアラーム音は、松本潤扮する主人公深山の、携帯の電話呼び出し音にしている。
長男が、言った。
コジ、いい年して恥ずかしいから、その着信音、やめてくれよ。
わかった。と、言ったが、いまだ、変えていない。私は、幼い頃から、悪ガキで。自分の好きなように行動する。だから、人の言うことは、あまり、素直に聞かないのである。
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