残り福
去年の12月のある日、近隣のヨーカドーで。年末恒例の、抽選会を、やっていた。その日、帰宅時に家内と落ち合い、一緒に買い物をし。そして、レシートで抽選会に参加できるのだということを聞いた。
だが。そろそろ閉店の時間で。
閉店の時間に近いと思いつつ、私は、かねてから欲しかった体組成計を購入しようと家内と交渉していた。
結果は、まあ、私の負けだったのだが、レジが一杯で。閉店時間の20時を、もう、超えようとしていた。
家内が、後ろを振り返り、こう、言った。
コジくん、抽選会、今日の20時まで。間に合わなかったら、2クールね。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟りいた。
確かに、コジが悪いような気がする。
レジを終えると、もう、20時直前。抽選会場に向かうと、もう、今、片付けようとしていた。
恐る恐る、近づくと、快く、受け付けてくれた。
抽選回数は、かなりの回数だったが、全部白玉。つまり、残念賞、ポケットティシュだった。
それを受け取ろうとすると、係員が、私に言った。
もし、良かったら。今から片付けようと思っていた、他の景品も、一緒に持って帰って貰えますか?
そして、こんなに、収穫があった。
家内にこれを報告しつつ、言った。
残りのもには、福があるね。
すると、家内は、ちょっと、反撃してきた。
コジくん、あれ、本当は全部、ポケットティシュだったの?
それは、クジ運が悪すぎるわね。
………。
帰宅して、夜は、マッサージをした。いつもの、クウォータークールだった。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌になると、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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