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栃木麺辞苑其ノ伍 最強のサイドメニュー餃子

栃木県において餃子=宇都宮、ラーメン=佐野という風潮がある。
しかし宇都宮は県都だけあって佐野や白河などのご当地ラーメンや家系、煮干し、鶏白湯、二郎系等々質量ともに充実のラインナップだし、佐野の餃子だって捨てたものじゃない。
佐野ラーメンのお店で提供される餃子はほとんどが焼き餃子でだいたいのお店では1人前は3個とされている。他の地域なら1人前は多分5個が普通なのだと思う。何故3個なのか?
理由は単純に1個がデカいからラーメンと一緒に食べるとすると5個は多すぎるのである。
それでも筆者は餃子はがっつり5個食べる派である。腹がパンパンになってなお頬張る餃子の肉汁をこれでもかと胃に流しこむことに無常の喜びを感じるからである。皆様も佐野で餃子を食する時は是非5個をオーダー頂きたい。
という訳で今回は筆者オススメの佐野餃子を紹介します。

しそ餃子 麺家ゐをり

見た目の色は不気味だが味はさわやか

キャベツと豚肉のジューシーな旨みに紫蘇が加わることであっさりとした食感。ニンニクとニラは不使用なので昼間にいっぱい食べても匂いを気にしなくて済むのが嬉しい。


水餃子 青竹手打ちラーメン大和

ジューシーで広がる肉汁がたまらん

佐野屈指の行列店。佐野ラーメンの店としては破格のメニューの多さで事前に決めておかないと券売機の前でたいへんな事になりそうな感じがする。餃子も焼き餃子の他に水餃子がラインナップされている。佐野で他に食べられる店を聞いたことがないのでオーダーしてみると1個が焼餃子同様デカい上に水餃子特有の肉汁の広がり方を堪能して優勝。


餃子5個  麺屋貴 

厚過ぎず薄過ぎず絶妙のバランスはセンスの成せる業

数ある佐野ラーメン店の焼餃子の中で筆者が選ぶ焼餃子No.1は麺屋貴さん。
デカくて中身がパンパンに詰まっている佐野の餃子はそれ故に皮が厚めになっているお店が少なくない。そこが餃子の皮はパリッとしていてほしい筆者とは相容れない部分がある。貴さんの餃子はその点で筆者好みで中身も凄くジューシーである。

栃木麺辞苑は来月をもって一旦休載いたします。
4月からは歴史系の記事を連載予定です。
次回作にもご期待ください。

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