2024.01.01 能登半島地震被災(その後)
本記事は、以下の記事の後日談になります。
中の人は1/6(土)に東京に戻ったため、以降は実家にいる家族からの報告ベースになります。
改めて、日本全国から能登半島をご支援頂いた皆様やライフライン復旧に携わった多くの方々に、深く感謝いたします。
以下は能登町山間部の被災後の復旧状況です。
ライフライン復旧など状況が変わり次第、随時更新予定です。
また、こちらは被災後も自宅で生活をしている人の記事になります。
避難所での避難生活とはまた異なると思いますので、ご注意ください。
主なライフライン復旧状況
1/1(月) 16:10の地震で全ライフライン停止。その後の復旧状況
4/19(金) 22:00追記:遂に全ライフライン復旧しました
携帯電話
au:1/4(木) 14:00頃 発電機により復旧
docomo:1/9(火) 11:00頃 おそらく基地局の停電解消で
SoftBank:1/9(火) 10:30頃 おそらく基地局の停電解消で
電気:1/9(火) 14:00頃
水道:4/19(金) ※109日経過
ガス:プロパンガスのため影響なし
下水:浄化槽のため電気復旧とともに復旧。液状化でせり上がったが一応使える
スーパー:1/9(火)頃から一部で時短&規模縮小で営業再開
ネット:2/15(木)
地上波(ケーブルテレビ):2/15(木)
支援等
赤十字支援:1/2(火)から 集会所への毛布などの提供
自衛隊お風呂:1/9(火)から開始
不幸中の幸いだったこと(良かったこと)
正月だったことによるもの
スーパーが休みになるので備蓄が多かった
オードブルのような加工済食品が多かった
ガソスタが休みになるので車のガソリンを満タンにしていた
家族全員、自宅にいて安否確認がすぐ済んだ
季節(冬)によるもの
冷蔵庫、冷凍庫の中身(食材)の痛みが少なく済んだ
寒さにより、トイレ周りの臭い問題が起こりにくかった
灯油の備蓄があった
みかんのような手軽な食べ物で喉の渇きを潤せるものがあった
過去の災害による対策によるもの
電気不要の石油ストーブがあったこと
2023年12月の大雪による停電への対策で購入
乾電池の備蓄がたくさんあった
土地柄によるもの
念のため煮沸すれば飲めるぐらいの山の綺麗な湧水に恵まれていた
用水路などで洗濯などの水が手に入った(飲用不可)
山間部のため、津波のことは考えなくてよかったこと
緊急輸送道路の珠洲道路が比較的近くだったこと
習慣によるもの
父親が毎日、食後に同じお茶を飲むため、2Lのお茶の備蓄があった
ジュースなどの甘い飲料も2~3本備蓄があった
被害を免れたことによるもの
水道復旧後の宅内の配管に漏水がなかった(上下とも)
エコキュートも無事だった
瓦のズレがなく雨漏りがなかった
その他
近所の家電量販店のイベントとかで大量にLEDライトもらってた
すごい揺れだった割に、家の被害が軽微だった
家族だけでなく、地域のみなさんも全員無事だったこと
課題に感じたこと(よくなかったこと)
地震発生後、約12時間後から全キャリア圏外になり音信不通になったこと
(うちの地域では)auの復旧が早かったが、だれもauを契約していなかった
テレビ不感地域のため、カーナビのテレビもほぼ映らず情報源がラジオしかなかったこと
教訓(活かすこと)
車の充電環境は整えておく
最低でもシガー充電器とスマホの充電ケーブルはおいておく
PD対応の充電器が短時間で充電できて◎
水食料は7日分備蓄しとく(最低でも3日分)
自分が備蓄をすることで、他の人を救える
トイレ問題はかなり深刻
被災した時にどこでどうやって用を足すか真剣に考える
車のガソリンはギリギリを攻めない
半分切ったら給油しとく
冬場は特にガス欠はまずい
被災後の車の移動は最低限にする
どこで穴があいてるかわからない。パンクして動けなくなるリスクを冒すなら移動しないこと選択すべし
近くの避難所で居場所を伝える
自宅避難の場合でも、全員の名前や避難場所を伝える(物資が来ても支援が受けられなくなるぞ)
通信キャリアはメインスマホに複数入れる
最低2キャリア。デュアルSIMだけでなく、副回線サービスも大変有効。
ドコモ系とKDDI系の組み合わせが個人的に安心
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