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#漫画

1970年代の漫画がおもしろすぎる

ふとした流れで『ベルサイユのばら』『伯爵令嬢』がおもしろいよ、と勧めてもらい手に取ってみると、休日を1日引きこもるほどハマってしまいました笑 本は年間100冊ほど読み、漫画も毎週10冊は読むほど本や漫画好きなので、これまでも色々な作品を読んできました。が、ここまでのめり込んだのは久々で。 初めて、漫画『BLUE GIANT』『かくかくしかじか』を見つけた時、小説『聖の青春』に触れた時のような、ぐわーっと感情が押し寄せて、次のページをめくりたいような、でも立ち止まりたいよう

芸術と詩の詰まった漫画 『ブルーピリオド』

昨年読んで、もっとも面白いと感じた作品が『ブルーピリオド』でした。 これまでデザイナーさんたちと仕事をしたり、芸大出身の友人はいたものの、彼らのバックグラウンドを知る機会がありませんでした。 ブルーピリオドでは、芸術大学を目指す学生の受験にスポットライトをあて、その過酷さや心境を、まるで詩のような言葉で紡いでいきます。 芸大受験の難しさとは一般的な大学入試を受けていると、旧帝大の難しさ、早慶やMARCHはこのくらいで、どのような特徴があって...と理解できていたのですが

SFファンタジー『イムリ』に見る心の行方

『イムリ』という漫画をご存知でしょうか。 2006年から始まり、2009年に文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞。今なお続いている大作です。 小学生のときハリーポッターに出会って以来、初めてほぼ徹夜するくらいのめり込んで読んでしまった漫画でもあります。 ちなみに、Amazonの紹介文を読んでも、全く理解できません← が、ぜひ我慢して読み始めると、鬱蒼としたジャングルを抜けたような爽快感と壮大な展開が広がっています笑 惑星マージの支配種族「カーマ」は、精神を