防具に関するエトセトラ(フレーム編)

 これは、Seraphic Blue Advent Callerndarの2日目の記事である。

 本作品の装備の概念は多少独特のものであり、所謂「ぶき、ぼうぐ、アクセサリー」とは異なる。いや、3つという分割方法は正しいのではあるが。先の例だと装備出来るアイテムは最大で3つになるが、本作品はそうではない。フレームスフィアによって、他作品における「アクセサリー」に該当するものが装備出来る数が異なる(記憶の上では最小0個、最大8個のスフィアが装備出来た筈である)。今回はこの防具に該当するフレームについて簡単に述べる。

 RPGにおけるアイテムの入手方法は、主に店で購入する、マップ上で拾う(或いは盗み出す)、ドロップを狙う、イベントで入手するの4つが主だろうか。Seraphic Blueに於いてはフレームは、凡そが店で購入するもの、ドロップを狙うものに二分される(イベントでの入手が無いわけでは無いが、これはヴェーネの最強装備くらいだった記憶がある。マップ上で拾うものもあるにはあるが、これも大体店頭入手が可能なものが殆どだった筈なので割愛する)。

 店売りのフレームはブロンズランクから、アイアン、シルバー、ゴールド、クリスタル、プラチナの6階級が存在する(トラヴェラーズクロスというプリミティブなものも存在するが後半に互換品は出なかったので省く)。一般に後半で店で買える物ほどスフィアをつけられる数(スフィアキャパシティ:SPC)が増える。属性耐性が比較的大きな意味を持つSeraphic Blueでは、スフィアによってはいずれかの属性を大きく向上させるものもある為、SPCの数が多ければ多い程、戦闘で有利になる可能性が高い。

 ブロンズクラスのフレームは、メッシュ、メイル、ローブいずれもSPCが3である。この為、装備出来るフレームならば何を選んでも(一応は)構わない。

 しかしアイアンクラス以後は少々差異が出る。アイアンクロス、アイアンメイル、アイアンメッシュはSPCが3だが、アイアンローブは4になる。この為、術士系のキャラクターはローブ系を装備させるのが半ば定石となる(但しローブ系なので打たれ弱いことには変わりない。あくまでも属性耐性や状態異常耐性に重点が置かれることになる。序盤はなかなかしんどい戦闘も多いため、ニクソンやヴェーネにローブを装備させ、回復系アビリティスフィアをつけて回復手順を増やすのも有効な手である)。このSPCの傾向は次のシルバーまで続く。アイアンからシルバーへの世代交代で金策に困る場合は、差し当たって先にスフィアに金を割き、フレームは後回しにするのも一つの手段である。

 ゴールドクラスになるとクロス、メイルもSPCが4に増える。ではローブはSPCが5になるかというとそうではなく、アイアン、シルバーから4のままの据え置きとなる。これまた金策に困り、いきなり全てのキャラクターの装備を変えられない場合は、まずゴールドメイルとゴールドメッシュにディアを割き、SPCを増やすのが得策である。

 ゴールドクラス以後、店売りのフレームに関してメッシュ、クロス、メイル、ローブのSPCの差は無くなる。あとは財布と相談し、装備を整えていこう。

 ……と、ここまで書いて力尽きてしまった。店売り装備の、しかもSPCのみに焦点を当てた記事だが、おぼろげな記憶から書いたものなのでご勘弁願いたい。記憶があれば「SPC/Dear比」なんぞを出して、セイバーメイトリクスみたいなことをしてみたかったが、それはまた別の機会に。