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ショッキングな映像

ロンドンで起きた事件です。
センシティブな動画なので見たくない方はスルーで🙏
イギリスでは二匹目も残念ながら暴れて逃げたので射殺され、
飼い主も逮捕されるものが出回っていますが、
日本で見かけたのはショートバージョンだったので載せます。

 
賛否両論あると思います。
犬がかわいそう。
犬は怖がってる。
飼い主が悪い。
やりすぎ。
そう言う声も多いことでしょう。
 
この飼い主がどれほど犬を可愛がっていたかも
ツイートされていました。

 
犬は家族と同じ。
飼っている方にしたらそうでしょう。
でも、犬アレルギーの方からしたら、このように狭い空間である
地下鉄のシートに座らせてリードも離しているのはどうなのか、
と言うことも議論の余地があると思うのは私だけでしょうか。
小さい子供を連れていたら絶対に同じ車両には乗れないと思います。
 
 
この犬種はピットブル。
闘犬です。
麻酔銃を使えばよかったんじゃ?
飼い主と同じテーザー銃で十分だったのでは?
と言う意見も聞かれますが、
麻酔銃ですぐに動かなくなるとは限りませんし、
テーザー銃もきっとこの飼い主と同じように動けただろうし
撃たれる前に何度も警官に襲いかかろうとしているのが見て取れます。
 
この動画の投稿主も興奮して
なんで撃ったの?と叫んでいますが、
もし自分がこの警官だったら・・・
撃たずに噛まれろと言うことでしょうか?
殺傷能力半端ない闘犬のリードを離し、警官の方へ行くよう
Go!とけしかけているようにも聞こえますし、
その前に女性が襲われていることを考えれば止むを得ないこと
だったかと感じました。
そして第二、第三の被害者が出ることを阻止したとも言えます。
この発砲で警察官が非難されないことを望みます。
 
ピットブルはもっとも警戒しなければならない犬種の一つですし、
今回のこの飼い主が公務執行妨害をせず、
冷静に警官に従っていればこのようなことは避けられたと思います。
 
イギリスではピットブルを飼うのは禁止になってるはずというツイも
見ましたが、うちの近所の公園にはそれをリードを離して散歩させている
のを何度も見ています。
 
なぜ、私がこのような事件を取り上げたかと言うと、
私の息子も家の近所の公園で、
リードを離した大型犬(ジャーマンシェパード)に
襲われたことがあるからです。
 
友人とボールで遊んでいた息子は突然襲って来た大型犬に友人が噛まれ、
そこに走り寄って仲裁に入ろうとしたところ次に自分に向かってきたので
逃げようとしましたがすぐに追いつかれ、地面に倒れ込み、
もみ合いになりました。
あわや!と言うところで飼い主が後ろからその犬の首輪を掴み、
引き離してくれたそうです。しかし、その飼い主は
怪我をしている子供達のケアを何もせず、
そのまま後ろから来た友達?家族?と一緒に去って行ったそうです。
白人男性。30歳前後。中肉中背。
 
地面に転がり土だらけで帰ってきた息子に話を聞いて頭にきた私は
すぐにクライムレポートに報告しました。
警察のサイトから事件の詳細を入力するシステム。
     
翌日警察から電話がかかってきて、
5日後に家に事情聴取に来ると言うことでした。
イギリスでは未成年がらみの犯罪は比較的迅速に動いてくれるそうです。
そして時間通りに巡査が家にきて1時間ほどじっくり息子が説明し、
詳しくメモをとり帰って行きましたが翌日。
目撃者もおらず、監視カメラの映像もなかったので
(イギリスは世界一の監視カメラ国のはずなのに!)
この件はクローズさてくれ、とのことでした。
 
「なんだ、仕事やりました!ってだけですか・・・。」
 
と正直思いました。
 
イギリスの公園では犬のリードをつけずにフリスビーやボールで
遊ばせるのが一般的です。小型でも大型でも、て言うか
公園内ではリードをつけてない犬の方が多い。
          
街中を歩く時、鉄製の格子状の口が開かないようにするカバーの
ようなものをつけている犬は見かけます。
そう言う犬は人を噛む犬だと聞いていたのですが、
そう言う制限をされたくなかったのか、
飼育権を剥奪されたくなかったのか・・・
その飼い主は子供達に怪我をさせておいて、
病院に連れて行くことはおろか、
「怪我がないか?」とか「噛まれていないか?」など一切聞かず
子供相手だったからか土だらけになっている彼らを置き去りにして
立ち去ったのです。飼い主を許せませんでした。 
 
私はそれからその公園を見回ってそれらしき犬を3週間ほどウォッチ
しました。すると襲われた方ではない(広い公園です)反対のところで
服を着せて遊ばせているジャーマンシェパードを見つけ、写真を撮り
息子に見せました。この写真が遠目だから確定はできないが
90%この人だと思うとのことでした。
(息子は犯人の顔をしっかり見ているので実物を見たら判定は可能)

当日は服は着ていなかったのに、服を着せて遊ばせてる?
襲われた方ではない反対側で遊ばせてる?
これは後ろめたいからなのか?と疑念を持って考えると
そう捉えることもできます。
 
こんな大きな犬です。 
もしこれが小さな子供だったら大怪我だったと思います。
いや、私より背の高くがっちりした体型になった息子ですが
そんな彼らでも友達の方は牙の上下で貫通した穴があいていました。

世界の歴史を紐解けば、
イギリス人(白人)のモラルなんてこんなものよね💢と
思いたくもなります。
 
この国には人を襲っても黙って立ち去る飼い主がいることは確かです。
この飼い主もそうだったのではないでしょうか。
それで警官が確保に動いたと言うこと。
その襲われた女性がどういう事情でそうなったかわかりませんが、
どの程度の怪我を負われたのかが気になります。
もし一生消えない傷を負われていたら・・・と思うとゾッとします。
 
この飼い主がとった行動によって事態が悪くなったこと。
警察官を責める前にそれがまず責められるべきです。
  
犬は家族、大切な友人かもしれませんが、
私の息子は私が産んだ大切な我が子です。
 
犬に慣れている方は「犬は怖くない」「接し方が悪い」
「接し方を知らない方が悪い」というかもしれませんが、
犬を飼ったことがない人からしたら理解の強制です。
      
うちの息子達は犬が突進して来てることにも気づかず
公園にいたんです。
目を合わせたとか構ったとかでもありません。
 
ボールをその犬は遊びのつもりで取りたかったんだと
思いますが、実際に噛まれているのに立ち去るというのは
どういう了見でしょうか。
自分の飼い犬が他人に怪我をさせたら
それ相応の対処をするのが当たり前だと考えますが、
逃げ得が横行する世の中でいいのでしょうか。
この事件も息子の事件も後味が悪いものとなりましたが、
飼い主にはしっかりと責任を持って欲しいと思います。
 



この小さい男の子の足を噛んで引きずっていこうと
するのを守ったのは飼い猫。good job!👍

こっちの男の子に突進してくるのは私の息子達を襲った
ジャーマンシェパード。この勢いで来られたら大人でも恐怖で
身動きできないと思います。でも飼い犬の素早いプロテクトで
難を逃れます。
家からピットブルも加勢に飛び出して来てるのがわかります。
 
このように飼い犬でも制御できたりまたは人間を守ってくれたり
それはもう犬種ではなく”それぞれ”なんでしょうけど、でもやはり
『飼い主の躾』云々ではどうにも治らないこともあるようです。 

 
犬を飼っていらっしゃる方にはショックな内容だったと思いますが
犬も人間も気持ちよく暮らせる世の中になる為にはまず
飼い主がしっかり躾け、そしてマナーを守って責任ある行動をとって
もらいたいと感じる出来事でした。