のぞむ☂

22歳/良き共同探究者でありたい🏃‍♂️/フィンランド🇫🇮/学校教育, 探究的な学び, 発達支…

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22歳/良き共同探究者でありたい🏃‍♂️/フィンランド🇫🇮/学校教育, 探究的な学び, 発達支援, 哲学, 対話🗣️/学校現場へ✈️

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原点からの軌跡①~大学受験編

みなさん、こんにちは🌱 気づいたら2023年も2月の中旬を過ぎており、時の流れの早さに驚きを隠せません。笑 そして、ぼくも気づいたら春休みに入り、もう2ヶ月後には、大学生として最後の1年が始まります。 最近はありがたいことに、様々な人の相談にのったり、今までを共有する機会が増え…ぼくの軌跡に関心を持ってくれる方がいることに気づきました🤔 自分自身の経験の棚卸しという意味でも何編かに分けて大学生活を振り返っていきたいと思います⏩ 今回は「原体験としての大学受験」というテ

    • "今ここ"の身体感覚を大切にできてますか?

      みなさんは、普段どれくらい「身体感覚」に意識を向けていますか? あるいは、向けることができていますか? ちょっと今日一日を頭の中で振り返ってみてください🤔 ちなみにぼくは… こんなところでしょうか?みなさんはいかがでしたでしょうか? 思った以上に、日々の生活の大部分が「すること(do)」や「考えること」に占められていますよね。 裏を返せば、せわしない日々の中では「内側の身体感覚(=自分の体がどのよような状態・反応をしているのか?)に意識を向けることが難しい」、「身体感

      • 沈んだ自分を対話で取り戻す

        気づいたら、新年度を迎え、大学も最後の1年となった。 多くの同級生は、最後の1年をどのように過ごすかを考えているかなと思う。 正直、ここ2か月間は本当に辛かった。いや、今も心臓がいたい。 4月は人生で最も涙を流した1ヶ月に(なるだろう)と思う。 本音にフタをしてその場を取り繕ってしまうことが増えた。 こんな自分がこれから生きていけるのか?すごくすごく不安になっている。 そんな中でも、タイミングがあり、2年前からお世話になっているちえりさんに紹介していただき、helpwe

        • ぼくの"教育観"に影響を与えた5冊

          みなさん、こんばんは! 気づいたらもうおひな祭りも終わり、最近は季節の変わり目を感じますね🌱 前回、「原体験からの軌跡①」というタイトルで、高校時代から大学受験を経て大学生になるまでのストーリーをこれでもかと綴りました。 どんな風に思われるか分からず不安でしたが、多くの共感の感想をいただき感謝です✨包み隠さず書いて本当によかったと思っています。 最後に次回予告をしていましたが、その前に今回は… というテーマで書きたいと思います✍️ 本題に入る前に1点だけ。"教育観"が

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        原点からの軌跡①~大学受験編

          はたあげ日記#02~自分のこれからにつなげる~

          みなさん、こんにちは!むっちです🌱 先週、ファシリテーター養成講座Raise your Flagの第2回があり、 「ファシリテーターの4要素」について学びました! 今日はそのアウトプットと、その学びを次に活かすために何が必要か、自分のフィールドに引きつけながら考えていきたいと思います! 今後大切にしていきたい観点 ファシリテーターの4要素には、①環境整備、②問いかけ、③立ち振る舞い、④シミュレーションがあります。 その中でも、自分の現在地、フィールドで考えたときに、今

          はたあげ日記#02~自分のこれからにつなげる~

          はたあげ日記#01~"なりたい自分"を想像する~

          ちょっと長い前置き ふと、自分でも不思議に思うことがある。それは、自分自身が今まで、現在、そしてこれからも「人と関わる」ことをしている/するだろうということ。 初対面の人には人見知りしちゃうし、人前で話すときも緊張するし、軽やかに人と関わる姿を見るとうらやましくなって、自分を下げて「向いてないな…」を思うことも多々あったな…笑 でも、やっぱり「人と関わること」が好きだから今も続けているのだろう。 これは大きな、目に見える変化だけじゃなくて、何となく見える景色が変わったな

          はたあげ日記#01~"なりたい自分"を想像する~

          『教育論の新常識:格差・学力・政策・未来』

          はじめに本日は、9月9日に刊行された『教育論の新常識:格差・学力・政策・未来(中公新書ラクレ)』の紹介と、読んだうえでの感想を綴りたいと思います。 本書は、2019年に『教育格差—階層・地域・学歴』(ちくま新書)を書かれた松岡亮二先生が編著されたものです。 私自身、この『教育格差』の内容に多大な影響を受け、今も様々な活動の一つの軸となっています。 その松岡先生が、新刊を出されたということで、刊行当日に買いに行きました! 書籍の全体像・章立て本書では、何かと個人の固有の

          『教育論の新常識:格差・学力・政策・未来』

          ネガティブ・ケイパビリティと教育の可能性

          皆さん、こんばんは⛰ 本日は一つの区切りとして現時点ではありますが、改めて自分の"想い"を綴ることができればいいなと考えております。 題名にあります通り、今回は物事全体の見方としての「ネガティブ・ケイパビリティ」と教育観としての「教育の可能性」を考え、最後に両者のつながりを見出して着地したいなと思います~ 1.ネガティブ・ケイパビリティとしての"自分"僕はよく内省をしているのですが、よく考える問いは「"過去"の自分は何を思ってその行動を起こすのか?」と「”これから”の自

          ネガティブ・ケイパビリティと教育の可能性

          『社会的特権』と『運がいい』の違いを考える

           いつもお世話になっている皆さん、はじめましての皆さん、こんにちは!のぞむです⛰ 大学のとある講義で「社会的特権」という言葉が出てきました。 そして、新年になった今、「今年の運勢は…」なんて言われるのを耳にしたとき、ふと「社会的特権と運の間には違いがありそうだけど、その違いを説明することは可能なのかな?」と疑問が出てきました。 そこでこちらでは、それぞれの性格を例を用いて考えてみたいと思います☕ 「社会的特権」とは、それを有する主体にとっては偶然のように思えますが、実

          『社会的特権』と『運がいい』の違いを考える

          ”自分”を層的に理解する

          いつもお世話になっている皆さん、はじめましての皆さん、こんにちは⛰ 今日は少し自分が最近思っていることを綴りたいな~と思います。 日々生活を送っていると、たまに「なんで自分はこんなことを行動としてしてしまったのか」が自分でも理解できないことが多々あります。 ”今”の行動ならば、その場で自分の胸の内に問いかけると大体自分の「欲望」が自分を突き動かしていることに気づきます。 では”過去”の自分の行動はどうでしょうか? 僕自身は、それを表面的ではなく、もっと”深い”部分で

          ”自分”を層的に理解する

          『人権』とは一体何か?—「○○とは何か?」という問いを考える

          いつもお世話になっている皆さん、こんにちは!のぞむです⛰ 自分の思考形態を内省すると、自分が自分に問いかける問いとして多いのは「○○(という概念)とは何か」という形であることに気づきました。 その例で最近あったのは「人権(Human Rights)とは何か」という問いでした。備忘録として以下に拙い説明ですが、書き記しておきます☕ 人権の本質(本質=ある物事からそれを差し引いてしまうならば、ある物事がある物事としては存在できないところの「それ」) ハンス・マイア―(20

          『人権』とは一体何か?—「○○とは何か?」という問いを考える

          「憲法における人権」から「同性婚」を考える

          ―初めに―2001年に世界で初めて同性婚がオランダで認められたことから、同性婚制度の歴史は浅いことが分かります。 現在では欧米を中心として同性婚が認められつつありますが、反対意見も少なからず存在します。 私は、日本社会は今後、同性婚を認めるべきであるという意見を持ちます。本記事では、同性婚を巡る世界の情勢を踏まえつつ、日本国憲法に含まれる「人権」の観点から私の見解の根拠と内容を論じてみようと思います。 1.世界の情勢 まず、「同性婚」という言葉が、どのような意味を含んで

          「憲法における人権」から「同性婚」を考える

          夏目漱石の「個人主義」と「功利主義」を人権の観点から分析・考察する

          ―はじめに― キリスト教の「聖書」には、現代の人権思想の起源の多くを見出すことができます。後述します通り人権には四つの本質がありますが、このうちに「個人の権利(個人主義)」の本質が含まれます。その個人主義に対立するのが「全体主義」です。本記事では、夏目漱石の個人主義的思考と功利主義の関連から両者を人権の観点から考察してみます。少し長いですがお付き合いください⛰ 1.夏目漱石の個人主義とは…? まず、夏目は、大学卒業後に英語教師として働き、英国に留学するまでの自らの経験から、

          夏目漱石の「個人主義」と「功利主義」を人権の観点から分析・考察する