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新規客再来率50%は誰でもできる①

美容室の新規再来率は全国平均で20%以下

美容室は全国で約20万件あると言われています。
コンビニが約6万件なのを考えると、美容室の多さがなんとなく理解ができると思います。
そして、「私に合う美容室はどこか?」とネットや歩いて探している人が日本人口の約8割なので、決まった美容室がない人がほとんどなのです。

美容師はもっと再来率を気にした方がいい

ということは、80%の人が美容室を探しているということは、そこをターゲットにした方がお客様の数は多く来店してくれる可能性があります。多くの美容室は新規客が来店してくれるようなクーポンサイトに登録をし、そこに労力を費やしているのではないでしょうか?

今、目の前のお客様がまた来てくれるためには?と考えるよりどんどん新しいお客様をこなしていった方が売上が上がります。経営者はそれが嬉しいですもんね!どんどん新規をやりたいという美容師もいるかもしれませんが、僕が考える美容師の本質は違います!

美容師は、お客様の人生の一部であると考えています

家族よりそのお客様のことを知っている可能性もあります。恋愛事情だってそこらのお父さんより知っています笑

髪の毛と通じてその人の人生を豊かにしていくことが僕が考える「美容師」です。

そして、これから高齢社会で少子化と言われる中、「新規集客」だけが長けているというのは決して強みではないでしょう。
人口が増えているような地域や国ではそれは強みになってくると思いますが、人口が減っている日本においては「新規集客」だけが強いというのは成長していく会社になることは非常に困難だと思います。

そして、新規客を担当するというのはめちゃめちゃパワーを使いますよね。なのにポータルサイトでクーポンで安くなっていて、ウマが合わなければ低評価をポータルサイトでつけられるわけです。
8割が決まった美容室がないということは「満足」をする確率が低いとも言えるでしょう。ということは低評価をつけらる可能性も高いというリスクもあります。

でも、お客様からしたら「美容師なんだからちゃんとできるでしょ?」なんですよ。期待値が高い状態で来店するわけですから、その期待値に応えられなければガッカリなわけです。

新規客は情報量が少ないため、カウンセリングは長くなるし、どういう人かわからないから探り探りやって、神経をすり減らします。
にも関わらず、クーポン使うから安いわけですよね。

指名をいただいている継続のお客様の何倍もパワーを使うのに、お客様からの期待値は高い。

どうですか?

あ、新規客が悪いと言っているわけではないです。
あくまでも、美容師側の新規客と指名継続顧客の使うパワーの違いの話をしています。もちろん、新規客を重視したい!と思われる方もいらっしゃると思うのでそれはそれで良いと思います。

ただ、ここではお話しはしませんが再来させられるチカラがあれば、指名をいただくことも店販を購入していただくことも容易になってくるということです。

もっと言うなら、「失敗」しても許してくださることもあるということです。

では、本題に入っていきましょう!
再来率を上げるためのテクニックの話です。

今回は「新規再来率」に重点を置いて話をさせてもらいます。

美容師は神様ではない!

まずわかっていてほしいのは、美容師は人間ですし、お客様も人間です。人間は「不完全な生き物」ということを理解をしていくことが大切です。

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