死なないノウハウ@読書感想文

タイトルは死なないノウハウなんですけど、田舎で暮らす両親の介護が来たらどうしようか、と思って、その部分目当てで買いました。

いざ介護となった場合にまずどうするか、ということはざっくりと分かったし、行政もきちんと調べて適切な窓口にたどり着ければ、当てになりそうだな。と思いました。(この適切な窓口にたどり着くのが難しいのが日本という国であるということも分かりました。)

結構なページ数を割いているのが、不安定な雇用の人たちがいざ働けなくなった場合にどうするか、ということでした。

僕自身は正社員で働いてるので、今のところ関係はない話ですが、この先どうなるのか、ということは誰もわからないし、息子たちがそうなるかも知れないです。

とはいえ、今までの人生でそういう人達と関わったことが無いわけではありません。大学の学部生のころ、特に1、2年は授業の履修をうまいこと調整すれば平日を丸一日休みにすることが可能でした。

休みの日にしていたのが、コンサートスタッフのアルバイトです。休みにしていた日がコンサートの開催日に被ってかつ人が足りなければ、行く、くらいなので月に1回程度でしたが。

朝早くに行って、ステージ設営(力仕事)をして、昼頃は暇、コンサート前はチケットモギリをやり、コンサート中は警備をして、終わったら機材をトラックに詰め込む(力仕事)で、夜12時くらいに解散で、15000円くらいになりました。派遣会社を経由しない伝手だったので、ピンハネがなかったんです。

そこにいたのがそのコンサートスタッフのバイトで生計を立てている人たちでした。コンサートだけでなく、イベントのステージなどの設営もやっているようで、月に25日くらい働けば30万くらいにはなるので、そこそこな稼ぎになります。(所得税とか年金がどうなってるのか不明ですけど)年齢は多分、20代後半。

というわけで、そこそこいい車に乗って会場に来る人もいました。

僕なんかはたまにしか行かないので、業界用語は分からず、次に何するかもよくわからないので完全に指示待ち。ですが、彼らは運営会社の社員にも知られていることもあり、一段上の仕事をしていました。あとは装備もそれなりのものを持っていました。なんかプロっぽい手袋(僕は100均の軍手)したりして。どうやら一人頭いくらみたいだったらしく、バイト代は同じだったんですけど。

たまにしか来ない大学生バイトのことを見下している感じもし(仕事ができないからでしょうね)、共通の話題もないので、特に仲良くなりはしませんでしたが。

今、50再前後くらいでしょうか、未だにあの働き方しているのかなぁ、コロナや東日本大震災のときとか仕事あったのかなぁ、とちょっと心配になりました。



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