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人は育つのか、育てられるのか

今日は会社の偉い人と面談がありました。

もともと面識があるというか、以前上司だった人です。

話していて、若手の育成の話になりました。

なんか話が合わなかったんですけど、話しているうちに何となく、偉い人と僕では前提が違うな、ということが分かってきました。

僕は人が成長するかしないかは予め決まっている論者です。(ここでいう成長とは主体的にテーマを推進し、部署を引っ張るようなリーダー的な人になる事をいいます。作業員として優秀になるとかではないです。)
成長するやつは放っといてもするし、しない奴は何をしてもしない。

会社には成長するやつがいっぱいいたほうがいいので、採用が大事(成長ポテンシャルを見抜くことが大事、難しいと思うけど)、と思っています。

対して、偉い人は前提として、放っといても成長するやつはいるけど、放っといて成長しない人を成長させるのが大切。
もっというと放っといても成長するやつを成長しなくするような先輩もいるから、どうにかしないといけない。そもそも採用は成功している。

という感じで、人は育てられる、育てられないの前提が違うので何となく議論が噛み合いませんでした。

偉い人がいうことはまぁ、わかるんですけど理想論じゃない?っていう気がしてしまいます。成長しない人を成長させるってかなり難しいですよ、しかも子供じゃなくて大学とか大学院を出てる大人です。

言われたこととか分かりやすくやるべきことでは無いことを見出して、解決するように動く、なんてものは人に言われてできるようになることとは思えないのです。天性のものか、小学生とか中学生の段階で身に着けるものではないでしょうか。

放っといても勉強して会社には無い知識を入手し、それを使って仕事をよりよくする、というのも持っている志があればの話で、それももともと持っているかどうか、だと僕は思います。

放っといても成長するやつを成長しなくするようなことは論外ですが、そんな人っているのかなぁ…とも思いますし。

それよりは成長するやつにどんどん生長促進剤をぶち込んで成長させることなんじゃないでしょうか、より早くより大きく。

偉い人が言う事が正しいとは思えないのですが、もし正しいとしたらそれはそれで(成長した人材が増えるわけなので)会社にとっては良いことですから、じゃあそういう組織にしなはれ、あんた偉いんだから、と思い、僕は「なるほど、確かにそうですね」といって議論を切り上げました。

うーん、なんかもやもやするな。実際にそんなことが可能なのか…。


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