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中学受験どうする6

ゴールデンウィークは遠出せず、毎日日帰りで何処かに出かけています。

比較的ゆったり過ごしているので、本を読む時間が取れています。気の向くままにキンドル本を買っていると本代が馬鹿にならないので、プライムリーディング(アマプラ会員なら無料で読めるキンドル本)を漁っていたら↓の本を見つけました。

経済学的な手法で教育の成果を分析する分野である教育経済学の本です。例えば、ご褒美をあげることで勉強させるのは正しいのか?といった問を実験によって明らかにする、といったことが教育経済学です。

あくまで実験による科学的根拠に基づくもので、個人の思い込みやら価値観には依らないところが面白い点です。

その中で息子に中学受験をさせるかどうか悩んでいる僕の目を引いたのは友達から受ける影響「ピアエフェクト」(いい影響も悪い影響も含む)です。

同学力の子どもたちで集団を形成すること習熟度別学級)の影響
「同じような学力の子どもたち」を同じ学級に編成する習熟度別学級は、まさにこのピア・エフェクトがもたらす正の効果を強めるためのものだといえます。 最近の研究では、習熟度別学級は、ピア・エフェクトの効果を高め、特定の学力層の子どもたちだけではなく、全体の学力を押し上げるのに有効な政策であることを明らかにするものも出てきています。

学力の経済学より

塾なんかはそうだと思いますが、習熟度別の方がいい、ということです。そして受験して入る中学ってまさに習熟度別になるはずです。

何回か前に書いたんですが、僕自身は公立中学→市内に一つしかない公立普通科高校という感じで色んなレベルの同級生と一緒くたに学びました。

なので中学とか高校がめちゃくちゃ選べるのっていいなぁ、って上京して思った覚えがあります。

そんな経験があった上に、ピアエフェクトのことを考えると習熟度別の教育を受けさせたいから、受験させるっていうのはアリかな、と思い始めました。

習熟度別の教育を受けさせたいいうのがアリかなと思うもう一つの理由は、漫画「二月の勝者」にも出てきたり、他の本にも書かれているんですが、親(つまり僕)ののめり込みを防ぐ、という側面もあるからです。

なんせ、無理矢理、上のレベルに押し込んでも習熟度別の教育にならないわけですから。

偶然読んだだけですが、いい本に出会いました。


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