ヤクルトで一番いいピッチャーって誰?@スワローズ
寝っ転がりながらスワローズの中継を見ていたら、上の子が聞いてきました。
ヤクルトで一番強いピッチャーは誰なの?
小学生低学年的にはポケモンで一番強いのはどれ?という感覚で聞いてきたものと思われます。
…難問です。
うーん、一番勝ってるから、ヤフーレかなと答えました。
が、そのあと色々考えたので思いの丈をここに書こうと思います。
僕の中ではいいピッチャー=先発投手です。一番長く投げるのが先発投手なわけでいい投手に長く投げてもらうのがいいはずだからです。(決して中継ぎ投手を軽んじているわけではないです)なので一番いいピッチャーといえば先発投手のエースということになります。
ライアン小川
で先発投手のエースといえば(色々な意見があるとは思いますが)小川泰弘投手。通称ライアンです。足を高く上げるピッチングフォームがノーラン・ライアンという投手に似ているということから来てます。(僕はノーラン・ライアンの投げてるところを見たことがないですが)
今年も開幕投手筆頭候補でしたが、直前に怪我。回復を待って実戦復帰をしてますが、2軍で調整中です。
なので、質問の答えとしてはライアン小川でいいんですけど、正直物足りなさを感じるというか…。
15勝5敗くらいやってくれると大エース、と推せるのですが、ライアンがそのくらいの成績を残したのは、ルーキーイヤーの2013年のみ(16勝4敗)。
しかもこの年はチームとしては最下位だったので、それを考えるとものすごいことです。なんせ一番弱いチームなのにめちゃくちゃ勝ってるわけですから。
当然、新人賞をとり(しかもあの巨人、菅野智之投手を押さえて)、最多勝、最高勝率まで獲りました。
ただ、そこからはだいたい勝ち星と負け星が同じくらい。10勝したら10敗する感じです。
正直、割といるローテーション投手です。
ただ10年以上もスワローズに在籍しながら(ここは重要なポイント)大きな怪我もなく、長期離脱もせず投げられていることはすごいことです。
怪我が多いチームなので、怪我をしないというのがスワローズのエースの条件なのです。
物足りないと言いましたが、やっぱりライアンすごいな。だって怪我しないもん。(今してるけど)
僕を一段強くしてくれたライアン
ライアン小川と言えば七夕の悲劇です。
2017年の七夕のことですが、先発投手のライアンが一時的に(多分、この試合だけ)抑え投手をやったんです。
その試合を僕は現地でいつもの会社の観戦友達と対戦相手の広島ファン2人(こちらも会社繋がり)と観ていました。
8-3でヤクルトが勝っている状態で9回に入り、普通は9回で5点差あれば勝ちます。
なんですが、抑え投手として上がったライアンはホームランをバカスカ打たれて6失点。なんと逆転負け…。
いつもは穏やかな観戦友達も「ユニフォーム投げ捨てたいな…!」と言い出し、負けには慣れているはずの僕もけっこうなダメージを受けました。広島ファンの2人は喜びつつ、若干気まずそうでした。二次会も雰囲気悪かったなぁ…。
思えばあの試合よりも悪い負け方は無いわけで(多分、これからもない)、僕は大抵の負け試合であれば笑って許せます。
あの七夕よりはマシですから。
そういう意味では、ライアンは僕を強くしてくれました。
ありがとう、ライアン。大好きです。
誰がエースかってことを考え出したはずなのに、何故かライアンへの愛の話になってしまいました。
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