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私の歴史4 自由と責任を手に入れた大学時代

大学進学を機に京都へ。その後、20年近く住むとそのときは思いもしませんでした。

初めての一人暮らしは、快適で3日すると辞められませんでした。
もちろん、何でも一人でするのは大変です。仕送りをもらっても、それを管理するのは自分。
健康や防犯に意識を持つのも、大切なこと。
母が一通りの家事を教えてくれたおかげで、それほど困ることはなかったのはありがたかったです。

周囲は歴史オタクがたくさん。皆「推し」キャラがいて、振り返れば不思議な空間でした(三国志に詳しいとか、フランス革命を熱く語るとか)。
私もここぞとばかりに、寺社や博物館・美術館巡りに行っていました。
京都は適度に都会で田舎なので、私にはとても住みやすい場所でした。ずっといたかった。

大学生協の学生委員会に入り、イベントの企画や機関誌の発行などをしました。「楽しくて役に立つ」をモットーにしていましたが、これは、私が仕事をする上での土台になっていると思います。

今は、なかなか会うことも叶わないけど、大切な友だちにたくさん出会いました。
夫と出会ったのも、この頃。

そのうちに、博物館学芸員になるのは、オーディションを受けるようなものだと知りました。
公立の場合公務員試験を受けますが、募集は欠員が出たときのみ。1名の枠に100名来ることも珍しくなく、一流大学の大学院を出た人でもなかなか採用されないとか。
現実の厳しさを知りました。
大学院の修士課程卒以上でないと、受験資格も得られないことが分かり、大学院に行きたいなと、思うように。

両親に話すも、最初は勿論反対でした。しかも、当時母校には大学院がありませんでした。
あきらめずに何度も思いを伝えるのと並行して、大学院が新設されることになり、何とか折れてくれました。
母「受からないと、話にならんけど」。ハイ……。

3回生終わりから、勉強して何とか合格。3期生だったので、上手いこと潜り込めたのかも。

大学卒業。大学院に入るため、そのまま大学に残ります。


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