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黒柳徹子氏『トットちゃんとトットちゃんたち 1997~2014』

以前、『トットちゃんトットちゃんたち』についてこちらで紹介しました。
この本は、ユニセフ親善大使を務める黒柳徹子さんが、1984~1996年まで訪れた国について書かれたもの。
 https://note.com/na2hon/n/n8186e4265d5b?magazine_key=m657e8ba716df

今回はタイトルにあるように、1997~2014年までに訪れた国について書いています。
アフリカ大陸の国が多いですが、東南アジアやアフガニスタンも。
 
2001年にアフガニスタンを訪れたそうですが、このときはタリバン政権が崩壊して、苦しい暮らしの中希望が見えてきたこと。でも20年近く経って、また……と考えると心が痛みます。

前作に比べて、子どもの性被害についてはっきり書かれている印象を受けました。読んでいると本当に辛い……。

でも、黒柳さんは、淡々と重くなりすぎないように書いているんですよね。で、言葉が常に優しい。
だから、読んでよかった、知って良かったと思えるのです。
 
表紙カバーの裏には
 
私は、子どものために何をしたらいいでしょう」
というご質問に、私はこんな風に答えています。
「知ってください。関心を持ってください」。
このことがはじまりだと私は思います。
 
と書かれています。
そのことを肝に銘じておきたいと思いました。
 
 



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