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和樂webで掲載~小磯良平 迎賓館赤坂離宮の壁画

神戸市出身で、東京藝術大学教授を務めた小磯良平。活躍の舞台は、キャンバスだけではありませんでした。

※入館すると、パンフレットがもらえるのですが、かなり立派。見学料1500円も納得。

指導者としてはもちろん、新聞小説の挿絵を担当したり、壁画を描いたり、緞帳などの舞台芸術を手掛けたり。壁画や緞帳は出身地の兵庫県が多かったようです。

その中でも有名なのが、東京都港区にある迎賓館赤坂離宮の2枚の壁画。「朝日の間」と呼ばれる、表敬訪問や首相会談などに使われる最も格式高い部屋の扉の左右に、「絵画」(左)と「音楽」(右)が飾られています。

小磯良平の作品は、主に兵庫県立美術館と神戸市立小磯記念美術館に所蔵されています。でも神戸市まで行くのは難しい…。そうだ、迎賓館に行けばいいんだ、と思い行って来ました。

菅義偉元総理大臣が、官房長官時代に一般公開を始めたそうなのですが、それはそれは煌びやかな空間でした。ヨーロッパの雰囲気の中に、日本的なデザインが違和感なく取り入れられて。
そんな中見た、「絵画」と「音楽」。

すみません。いい表現ができないのですが、素敵でした。
少し離れて2枚を一度に見たときの、美しさといったら。

アラフィフの方ならわかりますか?アニメ『フランダースの犬』の最終回でネロが、ルーベンスの2枚の絵を見たときの感動のような(おおげさ)。


「フランダース見たんだよ、私は良平さんの2枚の絵を…」
妄想モードに入りました。

すごい画家なんだなと、改めて思いました。
本物はいいですね。



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