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カップヌードルミュージアム行ってきた。

去年池田に行った時に、ちょっと気になってた日清のカップヌードルミュージアム、横浜にもあることを知って、骨付き鶏の一鶴に行くついでに、ちょこっと行ってみました。

横浜アリーナにはライブで結構行くんですけど、横浜横浜したみなとみらい地区に行く機会ってほとんどないので新鮮。

なかなかシックな建物です。

企業ミュージアムなので、大人500円と格安です。中には、日清の創業者安藤百福によるチキンラーメン発明から、カップヌードルその他のインスタントラーメンの発展の歴史を展示するコーナー、世界の麺類をいろいろお味見できるフードコート、自分でカップにお絵描きして具やスープの組み合わせも選べる「マイカップヌードル」づくりを楽しめる体験コーナー、予約制ですがチキンラーメンづくりをイチから体験できるコーナーなどなど盛りだくさん。

エントランスホールには巨大カップヌードルオブジェも。

私はマイカップヌードルの時間指定券つきの前売りをローソンで買って行きました。当日券も出ますがあまり待ちたくない人は前売り買っといたほうが安心かな。

渾身のお絵描き。マイカップヌードルは蓋のシールも市販品とは違うんですよー。

ガラスの向こう側で蓋したりビニールのカバーかけたりするとこを見学できます。麺をカップに入れるとこは自分でハンドル回させてもらえたりして、大人でも楽しい。最後に渡される自分だけのヌードルはホカホカなんですよー。

フードコートはアジアンな感じ。

ハーフサイズ300円で世界各国の麺料理が食べられます。

四人で行ったので色々試せました。右上から時計回りに、マレーシアのラクサ、ベトナムのフォー、カザフスタンのラグマン、中国の蘭州牛肉麺(らんしゅうにゅうろんめん)、です。パスタもあるしチキンラーメンもあったよー。ラクサはちょっとカレー風味で美味しかった。ラグマンは羊肉で麺はうどんっぽい。

好奇心を抑えきれず食べてしまったカップヌードル・ソフトクリーム。想像以上にカップヌードル味だった…トッピングは本物そっくりだけどグミかキャンディかなーなんて思いながら見てたんだけど、食べたらガチでエビとか謎肉とかフリーズドライのネギとかだったんで、もう笑うしかありませんでした。ちなみにカレーヌードル風味のやつもあります(笑)。

美味しいかどうかというと微妙なんですけど、とにかく想像以上にカップヌードル味ってことだけは確かです。我こそは、という猛者は是非…!

この階のウッドデッキから眺める横浜の港の景色いい感じです。

こちらは展示コーナー。ほんとはこっちを先に見てから体験コーナー行くほうがありまがたみがあると思うー。

歴代商品のパッケージの展示は「これ知ってる!」「こんなの初めて見たわー」って感じ話で盛り上がれます。他者の製品も少し展示されてたりします。

圧巻。壁紙にでもお使いください…!

安藤百福の半生を振り返るCGムービーの部屋の次には、チキンラーメンを発明した研究小屋の再現展示が。

樫尾発明記念館の見学に行った時も思ったけど、昭和時代の発明家の人たちって、まあ実にいろんな商売やってるんですよね。

安藤百福もラーメンとかぜんぜん関係ない仕事をあれこれやってて、メリヤス売ったり、カイコ育てたり、炭焼きやったり。

そうして色々やった商売が全部ダメになった40代で、それまでラーメンなんか作ったこともないのに「家庭でお湯かけるだけで食べられるあったかいラーメンを作ろう」と思い立って一年間、この小屋で研究に没頭するわけです。

なんか、懐かしいですよね、この雰囲気…

最後は奥さんが晩ごはんのために揚げていた天ぷらを見て閃いて、チキンラーメンの製造に漕ぎ着けるわけですが、私としては、そんなわけわかんないことを言いだす夫を一年も好きなようにさせとく奥さんもスゴイな…って思った。それが出来てなきゃ、チキンラーメンもカップヌードルもこの世に生まれてない訳で。

ぱんぱかぱーん。この、絵巻物みたいなイラストでたどる安藤百福の発明人生の展示コーナー、すごく可愛い。

どういうチョイスなんだか今ひとつよくわからない偉人たちと記念撮影ができます。(よく見ると石像とか混じってる…)よくわかんないけど、たぶん、諦めずにチャレンジし続けた人たち的な括りなんだと思う…

小学生までのお子さんが遊べるプレイルームもあるのし、夏場に外遊びにつき合うのは疲れるな…orz 、というお父さんお母さんの強い味方!って感じの体験型ミュージアムです。自由研究込みで遊べちゃうのでいいですね。

でも、そこそこいい大人も来てるところが、さすが世界のカップヌードル。海外からの観光客も大勢いました。(これだけ沢山外国の人が見学にくるなら、展示や音声ガイドもう少し充実させたらいいんじゃないかなーと思う…)

よくできたミュージアムで面白かったです。体験とかやるなら3時間ぐらいは見といたほうがいいかなー。

95歳まで発明してた百福さん(95歳での発明品は、スペースシャトル内で食べられるラーメンだったそうです)。私、『チキンラーメンの発明は百福さんが40代になってから』だなんて全然知らなかったので、あーこの先何かあってスッカラカンになったとしても、百福さんみたいにそこから新しいこと始めればいいんだよな、って思ったら、ちょっと元気になりました。『何かを始めるには歳を取りすぎた』なんて言って、自分の可能性を縛らなくていいんですよね。

そんな気づきもあったりするので大人も充分楽しい、子供も楽しい。よくできたミュージアムでした。

ミュージアム限定のお土産だよー。味は普通のサブレなのでご安心を。

観覧車で時間を潰して、夕方からはそもそもの目的の、一鶴の骨付鶏食べてきました。

にくにくしい、おにく。

四国旅行から戻ってこっち、なかなか忘れられなかった骨付鶏なんですが、一鶴はチェーンなのでサービスがイマイチだったかな…つまみの種類も少なめ。あと、おやにはハサミが入れてあるんですけど、ひなは骨持ってかぶりつけ、と言われ、ハサミ貸してもらえないんですよー。

個人的に、客にわりとどうでもいい店のスタイル押し付けてくる店はあんまり好きじゃないので、そこ減点。あと頼んだ品が出てくるのがあまりにも早かったので、途中まで焼いたやつ作ってるなー、イチから焼いてないなーって感じで、そこも残念。注文から焼き始めたら、20分ぐらいはかかるはずなので。

スパイシーでビール党の人は大喜び、家で焼くより当然はるかに美味しかったですし、お店もゆったりしていましたが、やはり高松市内で食べた蘭丸の骨付鶏の味は上回れなかったな…ううう、また食べに行きたい…。

ともあれ、天気のいい週末、たっぷり遊べた一日でした。大人の社会科見学、またどこか行ってみたいなー。

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