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Air Jordan 1 Chicago "Lost & Found"

つい先日の11月19日(土)に、あるナイキ・スニーカーが全世界で発売された。時差の関係か日本時間ではアメリカなどより1日ほど早い模様だった。そのスニーカーとはナイキ・エア・ジョーダン1(Nike Air Jordan 1)である。

これまでもこのエアジョーダン1は時々発売されていた。最初に発売されたのは1985年で現在では復刻版が定期的にリリースされている。(1985年当時に発売された初期モデルは「オリジナル/OG/Original/1985」と呼ばれたり表記されたりしているが、現在発売され続けている復刻版にも当時とできるだけ同じ仕様に近づけたモデルには"Air Jordan 1 Retro High OG"などとモデル名の後ろに"OG"と表記され名付けられている。)今年ももうすぐ終わってしまうけれど、この1年弱でもけっこうな数のカラー・バリエーションと、ハイカット・ミッドカット・ローカットの各シルエットのバリエーションでの復刻・発売があったと思う。

今回発売されたのはエアジョーダン1が初めて発売された1985年に発表されていたカラーバリエーションのモデルで、オリジナルカラーと呼ばれる配色のものである。アメリカのプロバスケットボール協会(NBA)においてシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)というチームで活躍した選手マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)が、スポーツ・メーカーのナイキ(Nike)とNBA入りのタイミング(1984年)で契約し、ナイキはジョーダン選手専用の特別なバスケットボールシューズを初めて制作した。それがエアジョーダンと名付けられたモデルである。
今回はこの「エアジョーダン1」について思いつくままに書いてみようと思う。





オリジナルの1985年発売の Nike Air Jordan 1 "Chicago" とTシャツ。

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1985 Nike Air Jordan 1

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マイケル・ジョーダン Michael Jordan

1985年のNBAオールスター開催期間中に行われたダンクコンテストでパフォーマンスするマイケル・ジョーダン。
 Copyright NBAE 1985 (Photo by Andrew D. Bernstein/NBAE via Getty Images)
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1985年当時のテレビコマーシャル。

Air Jordan (1) I Commercial - Not Meant To Fly
via : https://youtu.be/AFbya5eQtwI




Nike Air Jordan が最初に発売された1985年当時の広告と思われるもの。ジョーダンがジャンプする瞬間をとらえた写真とシューズの解説などが記されている。ナイキの”エア・クッショニング・システム/NIKE AIR Cushioning sistem”がどのようにして内臓されているかもイラスト入りで表記されている。真ん中にはエアジョーダン1の踝部分にも刻印されている翼を模したデザインの赤い”ウイング・マーク”が。(ちなみにナイキ社はアメリカの会社だが、この広告の本文は英語表記ではない。英語表記のものもあるのだろうか。)

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これはポスターだろうか。(サイズが不明なので、カードサイズか雑誌のページの切り抜きなのかまたはポスターサイズのものかは判別しかねる。)左上にNikeロゴが入り、マイケル・ジョーダンのサイン(手書きではなく印刷?)も記されている。

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日本語で紹介されている広告。雑誌か何かに掲載されたものだろうか。オリジナルのエアジョーダンの当時のカラーバリエーションに加えて、廉価版とされているキャンバス製(オリジナルはレザー製)のNike Air Jordan 1 KO(KOはKnock out の略)とローカットバージョンのもの、そしてベビーサイズ?と思われるものも掲載されている。そしてシューズのほかに関連のアパレル商品も。写真でジョーダン自身が着用しているタンクトップも掲載されている。

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シカゴの街並みをバックに撮影されたと言われている1985年当時の広告。ジョーダンは”ブラック・トゥー/Black Toe”と呼ばれるつま先が黒の配色のもの(日本では”つま黒”の愛称でも呼ばれる)を履いている。

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別のトリミングのヴィジュアル。この広告写真がもとになって、ナイキ・エアジョーダンを象徴する”ジャンプマン・マーク”が考案されたと言われている。

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「Origin of Jumpman Logo | Photoshoot」
広告ヴィジュアルの撮影風景と思われる瞬間映像。バスケット・ゴールに対面してその場でジャンプするマイケル・ジョーダン。

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一番手前、ジョーダンが広告撮影時に着用していたものに近い配色のエアジョーダン1(このモデルでは甲部分のあて布であるタン布の配色が撮影時のものと異なっており、白色になっている)。

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ジャンプするジョーダンの写真が商品タグとして付けられている。

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こちらは何かの商品に付属していたプロモーションのタグだろうか?(右側に穴が開いている。)

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商品に付けられていたタグ。二つ折りになっている模様。

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上の商品タグの裏面と思われる。"AIR JORDAN HI" の表記とともにシューズの解説文とイラスト。

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オリジナルのエアジョーダン1のホワイト×グレー・カラー。

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商品タグの裏面の表記。ハイカット、ローカットと子供用とされる「SKY JORDAN」の各バリエーション。子供用のSKY JORDANにはエア・クッション・システムは未搭載だった模様。

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1985年当時の「月刊バスケットボール」という日本のバスケットボール専門雑誌に掲載されていたとされるもの。「何者だ、エアジョーダン。」のレタリングが時代を感じさせる。(なぜかどこはかとなく武者のようなイメージがわく。「貴様、何者だ!?」というような、時代劇に出てきそうなセリフだからだろうか。)

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つま黒(Black Toe)カラーのエアジョーダン1を履いてプレイするマイケル・ジョーダン。

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こちらも。このころのシカゴ・ブルズのユニフォームはレトロな筆記体のデザイン。

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クリスマスをイメージした広告と思われるヴィジュアル。
「ジョーダン・サンタ」が舞い降りる、なのだろうか。

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〈Air Jordan 1 - Michael Jordan vs Santa Christmas Commercial〉

こちらのテレビCM、上に記したクリスマスに特化したプロモーションと時を同じくしてのものだろうか。ジョーダンとサンタクロースのバスケットボールのワン・オン・ワン対決がなされている様子が映し出されている。最後に出てくるジョーダン・ウイングマークもどことなくモコモコとしている?ほのぼのとしていてかわいい雰囲気である。

via : https://youtu.be/GC10Vd5wpUg




ナイキの広告。

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「WHO SAID MAN WAS NOT MEANT TO FLY / 人は飛ぶようにできていないと誰が言っていた?」というフレーズとともに画面からフレームアウトしていくかのようなプレイヤーの足元にエアジョーダン1のシューズと青空。

ナイキはエアジョーダンシューズの発売とともに、当時から独自のテクノロジーとして売り出していた「エア・クッショニング・システム / Nike Air」をさらに大々的に人々に認知してもらおうとしていたのではないかと私自身は推測する。(ナイキエアを初めて搭載したシューズは1978年に発売されたランニング用シューズ、”エア・テイルウインド / Air Tailwind”というモデル。)類まれな運動神経によって跳躍力に優れていたジョーダンがまるで重力など関係がないかのようにプレイする様子と、自分たちのとても身近に存在する形のないふわふわとしたもの「空気 / Air」をエネルギー源とした「ナイキ・エア」に対する想像力(宇宙空間を飛んだり跳ねたりする自由さを人々に想像させること)を共にひっかけて、世界観を表現しようとしていたのではないか。(ちなみに、1961年に人類初となる宇宙飛行を行ったガガーリンは「地球は青かった」という言葉を残しているし、その後には人類最初の月面着陸が1969年になされたことから、おそらく当時の人々にとってはアメリカとソビエト連邦の宇宙開発合戦による航空宇宙産業がさかんな時代であったという感触は記憶に古くはなく、宇宙飛行士が月面をふわふわと浮き立つように歩くイメージというのが比較的容易に想起され得るものだったのではないか。しかし、宇宙空間には重力は無いが空気もまた存在しない、ということは地球上にいる者にとっては分かりやすく逆説的で、これを面白がることができ想像力を働かせてしまう人間というものの感受性・性質などはそれ自体において興味深いと感じられる。ナイキは意識的かどうかは不明だが、こういった人間的感受性の部分・消費者の心理的作用を広告ヴィジュアルなどで揺るがしながら人々を刺激・誘発したり喚起させたりするのが昔から巧みな企業という印象も私自身の中にはある。これらは広告の世界から芸術分野へと移行し後にスターとなった芸術家アンディ・ウォーホルによる”大衆芸術”の表現形式が、広告と記号によって人々が抱くイメージの操作性と虚無性を体現していたものであり、それが生まれたアメリカという国と、資本主義のその時代ということも遠からず影響しているようにも思える。このようなことから、どこかで宇宙空間のイメージとこの広告の青空のイメージはひと繋がりで表現されているのではないかなど、考え促されたりもする。またこの時代よりさらに後に、ルナ―/ルナロン(Lunar/Lunarlon)、ムーンランディング(Moon Landing)、クレーター(Crater)というフレーズとともに新作商品を発表していることからも、この時代の影響とイメージは未だナイキのコンセプトの中に生き続けているように感じられる。)”形の見えないものに対する想像力を喚起させる” という点については日本の芸術文化にも見られる「引き算の美学」といった思想やアジア的な価値観が影響しているのではないかと考えたりもするがどうだろうか。そして1985年当時はまだナイキの他のモデルでもエア・クッションは目に見える形でシューズに搭載(ビジブル化)されたことはなく、1987年にエアマックス1の登場を待つまで実現されていないことからも、「エアクッション=空気のつめられた空間は本当にシューズの中に存在しているのか?」という人々の想像を促すことのさらなる要因にもなり得たのではないか?と。




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この写真でジョーダンが手にしているシューズの踝部分には、正規商品化されたものに刻印されている「ウイング・マーク」がまだ記されていない。代わりに「AIR JORDAN」の文字が。

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マイケル・ジョーダンが肩からシューズを引っ掛けている写真からイメージされて作られたと思しき関連Tシャツ。こちらのTシャツは日本で発売されていた時のもののようで、商品タグの裏側には素材組成と値段が日本語表記に。

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ナイキの広告。飛行機と滑走路をバックに、黒×青×白のエアジョーダン1を履いて関連アパレルのセットアップスーツに身を包み、遠くの彼方へと視線を投げかけるかのように立つマイケル・ジョーダン。大空へと飛び立つイメージだろうか。ブルーとオレンジのコントラストが際立っている。

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「ANTI-GRAVITY MACHINES. / 半重力マシーン」のフレーズとともに。

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1985年のナイキカタログ。左側にエアジョーダン1のハイカットとローカットが、右側には同時期に発売されたモデルと思われる ダブルチーム・ハイ(Double Team High)とダンク・ハイ(Dunk High)が掲載されている。

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このころはまだナンバリング(モデル名の後に数字の表記)がなされていない模様。ジョーダンが所属したNBAのシカゴ・ブルズのチームカラーである白・赤・黒を模したと思われる配色のもの(一番上の段の左の2足)など、3色から2色のシンプルなカラートーンで展開されている。(ちなみにエアジョーダン1のオリジナル [1985年に発表されたもの] はそのカラーバリエーションがジョーダンの背番号と同じ23足ほどあると噂されていたけれど本当のところはどうだったのだろうか?)

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この写真でジョーダンが着用しているエアジョーダン1はソール(靴底部分)が通常のものと異なっており、同時期に発売されていた Nike Dunk/ナイキダンクと同じソールが用いられている。どのような理由からだったのだろうか。

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オリジナルのスカイ・ジョーダンの箱に張り付けられた Foot Locker の値段シール。値引きが2回に分けて? 「Foot Locker」はアメリカの大手スポーツ用品店チェーン。世界的な総合小売業の草分け的存在であるウールワースが前身で1879年創業。Foot Lockerは靴の小売店チェーンとして1974年に開店した。2021年には日本発のスニーカーショップであるアトモス(atmos)を展開・運営する「テクストトレーディングカンパニー」を買収したというニュースが記憶に新しいところ。

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Foot Locker の広告。ここでは「Black Toe」カラーのエアジョーダン1がピックアップされている。
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1985年の夏の広告。

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どこかの販売店で独自に制作されたチラシだろうか。ここでは値引きで販売されていたようだ。ボーイズ・サイズはシューズ名が「Nike Sky Jordan / ナイキ・スカイ・ジョーダン」と表記されている。

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こちらの広告では上段に「AJKO (CANVAS) AIR JODANS」という表記とともにAJKOのシューズ・イラストも掲載されている。廉価版として発売されていた「Air Jordan KO」がボーイズ・サイズの「Sky Jordan」より安い値段で売られている。

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マクドナルドとマイケル・ジョーダンの広告。

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最初に発売された当時の広告をいろいろと探っているだけでもバリエーションが多くて楽しい。今だと一つの商品・モデルにここまで販売促進に精を出すだろうか?と、ふと考えてしまう。それほどまでに当時のナイキからすれば非常に力のこもったプロジェクトとプレゼンテーションだったのかもしれないと想像する。(ここで一つ注釈を。この記事を書いている私自身は、持っている知識と並行して知らない事柄なども調査しつつこれを書いています。よって、間違いなどももしかするとあるかもしれませんがその際は何卒ご容赦を!そして以後ますます精進するよう努めて参ります!)

ナイキ社が制作する販促物に加えて、各地のシューズショップで販売されていた時のものと思われるチラシのようなヴィジュアルもいくつか見つかった。それぞれのお店で独自に作られたチラシ・広告物なのかまでは正確に判別できないが、販売値段の違いや掲載されているイラストレーションのタッチが様々で、見ているだけでも当時のお店の雰囲気など想像が促される。

テレビのコマーシャル映像もいくつか作られていたようで、物議をかもしたものもあり、ナイキの初めての挑戦がいろいろなところで悪戦苦闘しながらもずんずんと前へ進んでいこうとする気概を感じることができる。




Nike Air Jordan 1 Banned Commercial (1985)
via : https://youtu.be/KpcHWFrJ1y0



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Chevy IRoc-Z Ad (1985)
via : https://youtu.be/y7Fwic6tqZc




2020年5月17日に競売大手サザビーズのオンライン・オークションで56万ドル(約6009万円)の価格で落札された1985年製のエアジョーダン1。NBAの試合でジョーダンが実際に使用したものに直筆のサインが入っている。

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ジョーダンは試合で左右の足で違うサイズのシューズを着用していた。左足はUSサイズの 13(31cm)を、右足はUSサイズ 13.5(31.5cm)。

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80年代にはエアジョーダン1をスケートボード・シューズとして用いる人たちが少なからずいた模様。日本のDJ・音楽プロデューサーで「fragment design」主宰の藤原ヒロシ氏も当時スケボーをする際に用いていたと証言している。

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エアジョーダン1を履いてプレイする様子を隣で眺めている青年が履いているのはバンズのスケート・ハイ(Vans Sk8-Hi)と思われる。このような光景を見ると、エアジョーダン1のハイカット・シューズを履いてスケボーをするのはごく自然なスタイルとして感じられてくる。

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1994年の7月発行のナイキのカタログに掲載されたエアジョーダン1の復刻版。1985年の最初の発売以来初めての復刻版がこの年に発売された。この時エアジョーダン1の他に、初期のエアジョーダンの中からエアジョーダン2とエアジョーダン3も復刻された。雑誌などに掲載された際には「エアジョーダン1レプリカ」という具合で、モデル名の後ろに「レプリカ/Replica」と表記されることが多く、現在のように「OG」や「レトロ/Retro」表記ではなかった。また、横一線にレースアップされた「ストレート・レーシング(結目隠し結び)」形式で通されたシューズ画像はこの時代のカタログ写真等に頻繁に登場していた。

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1994年復刻の「エアジョーダン1レプリカ」。シューズボックスや付属のポストカードにはエアジョーダン1から9が発売された期間のマイケル・ジョーダンの軌跡がコラージュされている。

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1994年ころの日本の雑誌と思われるものに掲載されたシューズショップの通信販売ページ。マイケル・ジョーダンはNBAバスケットボールプレイヤーを1993年に一度目の引退をしている。(1995年に復帰)

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幼児サイズ展開の「Baby Jordan」と思われるもの。ウイングマークには「AIRJORDAN」ではなく「NIKE」のロゴ。 

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「ROOKIE OF THE YEAR」と記された関連Tシャツ。左の袖にはジャンプマン・マークとともに「AIR JORDAN FLIGHT CLUB」の文字。

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アメリカ・シカゴエリアで初めてナイキエアジョーダン製品を入荷したシカゴを拠点とするスポーツウェアストアの「Sportmart」の非売品プロモーションTシャツ。シンプルなジャンプマン・マークとレタリングのデザイン。

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そしてここからは、今回のこの記事を書こうと思い至った理由でもあるエアジョーダン1シカゴ ”Lost &Found"について記そうと思います。私自身が購入した"Lost&Found"をもとに過去の復刻モデルとの比較や個人的感想などを交えながら文体も少し変えて、ザっと記していければと思います。



今回購入した2022年版「Air Jordan 1 Retro High OG」。

Photo : ©lll㌦p-3


まず私自身はこれまでにエアジョーダン1を購入したことが何度かあります。最初は1994年の復刻版のシカゴ・カラー(白×赤×黒)、二度目は2013ん円発売のブラック・トゥー(Black Toe/つま先黒)カラーでした。オリジナルの1985年版は古着屋さんなどでビンテージを目にしたことがある程度で、今のところ実際に購入に至ったことはありません。最初に自分が手にした1994年版のシカゴ・カラーの最初の素朴な印象は「こんな薄いソール(靴底)のシューズでマイケル・ジョーダンは本当にバスケットボールの試合をしてたのだろうか?信じられない!けど、なんかすごい!」というものでした。そしてデザインと構造のシンプルさを実物を見て改めて感じていました。(この復刻版が発売された時期にはエアジョーダン10が発表になり、時代的には90年代日本国内における「ハイテクスニーカー人気」が全盛期を迎える前夜のようなタイミングでもあったので、市場にはこののちに爆発的な人気を誇ることになる「ナイキ・エアマックス95」やリーボックの「インスタ・ポンプ・フューリー」などが出そろい始めた時期でもありましたから、なおさらにそれを感じたものでした。また、世界でしのぎを削るスポーツ・メーカー各社が「スポーツ」の世界だけにとどまらず一般的な方向(ファッショナブルな価値観)へも目を向け始めた最初の時期かもしれません。新しいテクノロジーというものを前面に打ち出したファッション・アイテムというものはそれまでのファッションの文脈にはなかったものだと思えるので、そういった理由からヒットしたのかもしれません。)思えば1985年に発表されたバスケットボールシューズ、同時期にはアディダスのスーパースターやコンバースのウェポン、もう少し時代をさかのぼればコンバースのチャック・テイラー(オール・スター)なども実際のプロのNBAの試合で使用されていたのだから「それもそうか。」と妙な感慨にふけった記憶があります。

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