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「働くおっさんズ」は頑張っている最中

 1~2年ほど前、感染症蔓延の中、対面ではなく、代替的に、オンラインで開催された人事研修を受講しました。

 60歳の定年まで数年残した55歳時研修というものです。

 私も、正直、人事研修なんてあまり受講したいとは思いませんでした。

 研修というもの自体には、存在意義があると思っているのですが、今まで受講した人事研修に積極的な意味を見いだせなかったこと、年齢も重ねて、こういう研修に参加するのは面倒だなという気持ちも正直ありました。

 「定年前」や「定年」にかかる書籍を何冊も読んでいますが、こういう定年前の人事研修に参加する人のモチベーションの低さには、その対応をする講師の人もゲンナリするくらいなんだとか。

 こういう研修の目的は、自身が受講して改めて思ったのは、人事としては、中高年齢の方に、若い人材の育成を手伝ってもらいたい、ということに尽きるのだなと感じました。

 受講中、他の受講者のモチベーションの低さには、結構、びっくりしました。

 書籍で書かれていたことは、やはり本当だったんですね。

 でも、中高年齢の方たちは、それなりにキャリアを積んできており、経験値たるや相当なもののはずです。

 それを活かして、若い人たちの育成を支援して欲しいというのが、研修の外部講師を通じて、伝わってきました。

 ちなみに、未だに、私自身、本当のところは、よく知らないのですが、人事研修では、想像ではあるものの、どうも外部講師を通じて、人事に対して、職員評価のフィードバックをしているのではないかと感じています。
 ※でなければ、あんなに丁寧な外部講師による面接はしないはず。なんだかちょっとこわいですね(>_<)。


 まぁ、ともあれ、この研修を通じて得たものは、中高年齢層に期待されていることは若手人材への育成支援、の一点に尽きるなと感じました。

 私も、営業研修部門にいたことがありますので、研修の存在意義を否定するものではありませんからね(☆)。

 私が、今いるグループは、定年前のおじさんたちと若い職員(どういうわけか、1~2年目の若い女性ばかり)という両極端な構成になっています。

 私を含め、おじさんたちは、誰が呼んだか、自らを「おっさんズ」と称して、若手職員の育成や周囲の支援に励んでいます。

 今いる部署全体は、社内でも、過重労働の危険度が最も高いと評されるところで、おっさんズは、朝8時前に出勤して、夜も大体残っています(若い人の方が出勤時刻は遅いくらいです。)。

 おっさんズは、伊達に年を積み重ねていませんから、経験値はそれなりに高いですので、請われれば、教えることは大好きです。

 かつて、NHK教育テレビで、1960年代~1980年代初頭まで放送されていた『はたらくおじさん』という番組がありましたが、私たちおっさんズは、まさに、“はたらくおじさん”なんだなと思います。

 話はずれますが、この番組のタイトルは、今だったら、ジェンダーの問題や、“おじさん”という言葉がやや揶揄やゆを含んでいる響きがあることから、採用されないだろうなと思います(^^;)。

 おっさんズは、若い年代より、高い給料をもらっているのですから、どんどん活用したらいいと思いますが、はやりのIT分野には弱いところもあるのは事実ですね(T_T)。

 今いる部署のように、激務ではあるものの、若い人の育成支援を頑張れというのなら、やる気になる人も結構多いと思いますよ(^^)。

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