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青春18切符

青春18切符

それはまさに、青春の旅。

夏休みとか冬休みとかの時期限定で
現れる青春18切符。
10,000円ちょっとくらいで、
5日間電車乗り放題のチケット。

18歳までしか使えないと思いきや
何歳でも使える。
28歳でも、58歳でも、98歳でも。

お財布にやさしくて
時間がある学生には
もってこいの旅の手段であった。

3回、18きっぷで旅をしていた。
ひたすら電車に揺られて
最高鹿児島まで行った気がする。

たまに、乗れない電車が不意打ちである。

宿は、ゲストハウスによく泊まっていた。
そこに泊まっている
旅好きの人と情報交換したり、
ご飯食べたり、
おすすめの場所紹介しあったり、

それも旅の楽しみの一つであった。

そんなゲストハウスでの出会いは
旅が終わった後も
続く繋がりになっている。

最初は、電車に揺られて
普段見ない景色も見れて
なんて最高なんだと思う。

だんだん、その感情は
変わっていく。

特に、静岡は
1番つらい期間だった。
おなじような景色、茶畑が
ひたすらずっとつづく。

あれ?これ見たぞ。と思うような景色が
続いてくると、だんだん電車に乗ってることが
辛くなってくる、
座りっぱなしで、お尻も限界に。

座れればまだいいが、
そんな電車だけではない。

時には、満員電車のこともあって、
あの大きなバックパックは、
申し訳ないくらい幅をとってしまう。

地域によっては乗り継ぎがうまくいかず、
2時間に一本とかの電車を
ひたすら何もない駅で待っていたこともある。

スマホの充電もできなかった。
本もだんだん尽きてくる。

あの頃どうやって
時間を潰していたんだっけ。

電車の乗り継ぎがうまくいかないことも
電車が遅れることもあるから
基本、宿は、その日に取るということをしていた。

最悪、ベンチで寝ればいい(夏は)
という、旅のスタイルだった。

今思うと、こんな旅に付き合ってくれる
友達は、本当に最高の友達だと
改めて実感している。


飛行機や新幹線、車で行く旅は
楽だ。
と、18きっぷをしていると
つくづく思う。

けど、時間をかけるからこそ
楽じゃなかったからこそ
思い出としてより色濃く残る。


電車にひたすら乗る旅

電車の窓から見る
田園風景や、
地元を思い出すような海辺町。
小学生がおしゃべりしながら
歩く田舎町。

中学生や高校生が
自転車で走っている道路。

時間がものすごくゆっくりすぎていくように
感じた旅だった。

そんな電車旅で1番思い出に残ってるのは
金沢である。
この街はアートだ。と、心から思った。
品があって、和を感じる。

金沢駅。
こんなスタバ、毎日通っちゃうよ。
夜もまたすごかったのよ!ここ!
風情
金箔ソフトー!!!!



京都のような雰囲気を出しているようで、
京都とはまた違うあの感じ。

スタバも緊張した。

富山にも行った。
相倉合掌造り。
冬だったから雪が積もっていて
風情しかなかった。
ここで食べた蕎麦は
思い出の味である。


相倉合掌造り
写真見ただけで、思い出す、あの味。

旅は本当出会い。

人、風景、味、
様々なものに出会える。
それが、旅だと思っている。

私の7割は旅でできている。
と思っている。

そして、いつだって
行き当たりばったりな旅がしたいのである。

社会人になると、
時間がとか、仕事がとか、休みがとか
そんなことばかりで
なかなか思うように旅に行けない。


それが、社会人というものなのかもしれないけど、

意外と色々何とかなるものである。


たった一度きりの人生
時間が限られてるのなら
尚更、大好きな旅は行き続けるしかない。


これから先も、歳を取っても
リュック背負って
交通費抜いて
予算10000円の旅のスタイルは
このままで、旅にでたい。

蚕?たしか。


風景。

これから先も、いきあたりばっ旅を
私は続ける。

それが私。

節分の日に書く、18きっぷの思い出。


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