「Thursday Afternoon」Brian Eno(1985) 14 naka 2024年4月30日 08:21 https://www.youtube.com/watch?v=pZ6V8pH4HPYhttp://kisonoabaraya.qcweb.jp/thursday.htm(転載はじめ)かすかに持続する低音のノイズ(ドローン)の上に、シンセサイザーの澄んだ音が、まばらな星のように、はじけて消えるシャボン玉のように、きらめき、たゆたう60分。真剣に聴きいるための音楽ではなく、壁紙のような、部屋に漂う香りのような、バックグラウンドとして制作された音楽。目を閉じると、ほの暗い海の底で静かにまどろむ深海魚になった気分。あわただしい日常から解放され、ゆっくりほどけていく音の絵巻に身体をまかせる心地良さ。自分という存在がだんだん小さくなってゆき、あと少しで悟りが開けるんじゃないかと思いながら30年ほど聴き続けています。いまだ悟りは開けず、世俗の塵にまみれるばかりですが、心の安らぎが欲しい時には、ふとこのCDをかけたくなります。(転載おわり)音楽は、聴く対象であり、「聴かれる音楽」と「音楽を聴く自分」には境界線があり、そのラインは明瞭。しかし、音楽を弱めにし、音楽を聴きとろうとしなければ、弱めの音楽も、強い意識を持たない自分も、その場に存在する「なにか」でしかない。 naka ♬---------------------------------------------------------------------------------養老さん言われる「脳」が物で、「心」が機能とすれば、「音楽」とは機能となるか。存在ではなく。。。 #音楽 #アンビエント #ブライアン・イーノ 14