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クジラのステージ

私はそれこそもう20年以上Coccoを聴き続けてきていて、アダンバレエの頃位までは、実際に自分が生で聴きに行けなかった(ある意味神格化されている)活動休止前の時期が至高だと思っていたんだけれども、スターシャンクやクチナシで、今のCoccoがすごく良いと思うようになった。 とはいえ、(シングルがほとんど出ていないっていうのもあるけど)ここ10年くらいの中の特にグッと来る曲リスト(単体でどうしようもなく圧倒されるレベルのもの?)はコスモロジーで止まっていて、最近のものは全体的に

年始の疎開

夏に続き、年始も京都で疎開をしていた。これまで何度も年末年始を京都で過ごしていて、特に年始は初詣等の混雑以外、街中はかなり静かである(しかしお店が開いていないことも多い)ということを知っていたし、土地勘もあるためさらに場所的な人の避け方もわかる。私は観光をするわけではないので、リスクを避けて美味しいものを食べ、ゆったり過ごそうと上洛。 今回のテーマは何より白味噌お雑煮体験と花びら餅祭り。 白味噌お雑煮は、ずっと気になっていて去年はデパートで白味噌などを買って自分でも作ってみ

心のなかの悪魔

くるりが”thaw”という未発表曲集を配信で出すというのは聞いていたけれども、そもそも配信で音楽を買う習慣が無いというのと、その他諸々で放置していた。 それが昨日、CDの発売日だということでアルバム一曲目”心のなかの悪魔”のMVが全編公開されていたので、見てみたら、良かった。 あ、好きだった頃のくるりだ・・・と思った。 きちんと作品のコンセプトを読むことすらしていなかったので、昔の曲を今の編成で録り直して出すものかと思い込んでいたんだけれども、違ったようだ。 そこにあ

若者のすべて (フジファブリック)

これまで数々のアーティストにカバーもされ、夏の曲としてじわじわと認知度や人気が高まってきたフジファブリックの名曲。今では富士吉田のチャイム(*夏と冬の一定期間に切り替わる、『若者』はだいたい夏かな)にもなっているし、フジフジ富士Qでの藤井フミヤさんを筆頭に、ミスチル、柴崎コウさんなど色々な方がカバーをして下さっているそうだし、最近は季節柄か、のんさん出演のCMでも曲が使われているそうだ。もちろん、3人体制のフジのライブでもよく演奏されている。 でも私の中では何故か秋のイメー

その線は水平線 (くるり)

久しぶりに打ちのめされた。心が震えた。 割れた心のひびの中にすっと染み入っていって、やさしくじんわり温め照らし寄り添ってくれるような曲。こんな曲をずっと求めていた。 正直、くるりの新曲でもうこんな感覚を体験することがあるとは思っていなかった。私のくるりとのかかわり方もずいぶん変わってしまったし、くるり自体もかなり変わった。 NOW AND THENやチミの名は。ツアーは最高だった。やっぱり私はくるりからは離れられないと思った。けれどそれは現在進行形で作り出されている曲に

superstar (くるり)

おそらく、どちらかといえば地味めソングに入るんだろうけど、解禁当初から今までずっと好きな曲です。 確か、音源だけの存在としてだけでなく、現実的にくるりを意識し始めてから初めてオンタイムで発売に立ち会った曲でもあるので、その思い出込みでますます、というのもあるかもしれない。でも、曲としても本当にツボで、一回聴いた時からずっとエンドレスリピート状態の気に入り具合だった。 当時、Mステにくるりが出演するってなった時には、友達に「絶対観て、superstarっていう曲、すごく良いから

帰り道 (くるり)

私がしみじみくるりを好きだなと思う理由のひとつに、カップリング曲の良さがある。 この間(チミの名は。東京公演だったかな?)のライブ中のMCでも、特に広報なんかしなかったカップリング集がトップをとって…なんて話もあったけど、大いに納得である。 もちろん、定番曲の中に好きなものも多いのだけれども、シングルでもなく、アルバムにも入っていないし、ライブで演奏されることもほとんど無い、「あれ?どこに入っていたんだっけ?」なんて思ってしまうような曲の中に、じんわり沁みて何度も聴きたくな

LV30(くるり)

TEAM ROCKを手にした当時、アルバムを通しでエンドレスリピートする他に、この曲をひたすらループさせることもよくありました。おそらく私にとってはこの曲の存在が、アルバムの中毒性と強くリンクしているのだと思います。 小中学生時代、私はよくゲームをしていたのですが(主にRPG−ドラクエもFFも4と5がとても好きです。また、ロマンシングサガシリーズもお気に入りでした。2も3も好きですが、やっぱり1かな。)、SFCからプレステへ時代やソフトが以降した後は、作りがシナリオよりも映