青春18きっぷ+ムーンライトながらで広島遠征(Cocco)~1

昨年9月末の絵本発売が公表された後、立て続けに発表されたアルバム発売とツアー。

「Survivor」として発表された前作、『アダンバレエ』を聴いた時には、何だか寂しさを感じたものの、ツアー自体はものすごく良かったし、これからは安定的に彼女の曲を聴き続けられるんじゃないかと思っていた。しかし、そううまくはいかないもの。Coccoはまた表舞台から消えてしまった。もう慣れてはいるんだけれども、それをどう受け止めてよいのかはわからず、かといって、こちらからどうすることもできない。また会える可能性がどれ位あるのかもわからない。できるのは、ただひたすら待つことだった。気付けば数年が流れていた・・・

そんな中、突如入ってきた再始動のニュース。初めはデマかと思った。その直前に公式サイトの改装のようなものもあって、もしかしてそれは閉鎖に向かってのことなのではないかと思っていたくらいだった。

絵本、アルバム販売、個展、ツアーと、立て続けに情報が出てきた。ファンに指輪を作る企画や、ファンを招いての超少人数のスペシャルライブ、様々なメディア媒体への出演、かなり精力的なプロモーションが行われるようだった。嬉しさ半分、いや、半分以上、心配の気持ちのほうが勝っていたように思う。それでも、やはり、せっかくまた聴けるチャンスができたのだから、これは無駄にしてはいけないと思った。

しかし、そう思っていたのは勿論私だけではなく、ツアーのチケット販売が開始されると同時に、東京国際フォーラムのホールAは即完売。一般販売も当然瞬殺で、公演数とロケーションを考えると、その後もチケットを確保できるかは微妙だった。

一方、一般販売開始直後は、日程的なものやアクセスの関係もあると思うのだけれども、広島(12/24)と福岡(12/26)公演は購入可能になっていた。

年始には京都へ旅に出ることが既に決まっていたので、短い間に長い距離を往復することになる。非効率極まりない・・・

けれども。次にいつ聴けるかわからないCoccoの公演を、逃すわけにはいかない。


だからまずは、広島だけ、先にチケットを押さえることにした。会場を見るとクアトロだったので、都内ではまず体験できない小さめの箱だし、今回のツアーの中では唯一のスタンディング公演だった。もし東京が取れなかったとしても、せめてここだけでも行ければ、後悔はしないだろうと思った。


18きっぷの時期なので、移動は当然(?)鈍行のつもりだった。しかし、広島となると、始発からひたすら乗り続けたとしても、ライブまでに到着するのが難しい。かといって、年末にいきなり無理な旅行を追加でねじ込んだら、色々崩れてしまいそうだった、ので、ちょうどこの時運行されていたムーンライトながらを使用することにした。(年々運転日が縮小されていて、いつなくなるかもわからないしね。)

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