初南半球(ニュージーランドへ)

少し前のことになりますが、2週間ほどニュージーランドへ行ってまいりました。

何故ニュージーランドにしたかといいますと、テロが怖くてここ1年ちょっとくらいヨーロッパに出ることができず、そろそろ禁断症状が出てきたのと、とはいえ世界の情勢に安心できるわけでもなく、ヨーロッパに行く気がしなかったので、そうすると、

一人で行けるある程度治安のよい場所で、まだ行ったことがなく、言語的障壁が少ない英語圏で、ビザの必要のないところ…

と考えていったところ、浮かんできた場所だったからです。

しかし、ニュージーランドといっても、全く既存の知識はなく、浮かぶのは、羊が多い、人が少ない、自然が多そう、あとは地震が大変だった、くらいのもので、特にこれといった希望や憧れもなく、早々にエアチケットは押さえてしまったものの、一向に下調べや計画を練り始める気分になることができず、刻々と迫りくる出国をよそに、延々と放置状態が続いていました。

しかも、出国1ヶ月前ほどにリリースされたくるりの「その線は水平線」がものすごく良く、そのツアー日程(東京)が出国期間ともろかぶりだったことに気付き、やる気はますますダウン。

通常は、現地での動き方を考え、宿を全て予約してから旅立つのですが、さすがにそろそろまずいかもと出国1週間前ほどになって現地の交通(鉄道)について調べ始めたところ、ニュージーランドは通常の移動手段としての鉄道はほとんどなく、観光列車的なものはあるものの、その半分くらいが地震で使えない状態であるということがわかり、最高にテンションが下がって…結局やる気が最後の最後まで出ず、宿すら全く予約もしていない状態で、出国日を迎えることになりました。

出国の直前には弾丸でくるりの四国ツアー(松山、高松)に遠征に行ったりもしていたので、本当にカオス状態です。笑

もう、かなりのヤケクソ、なるようになれ的な感じで、出国当日になっても、

宿も予約していないことだし、もし行けなくなったとしても、ロスはエアチケット代だけ。ニュージーランドに行かないのであれば、くるりの東京2日間に参加できることになるわけだし、むしろその方が有益なのでは?

とか

そうだそうだ、準備が間に合わなかったり、電車が遅延したりしてフライトに間に合わなかったとしたら、東京に残ってライブに行こう

とか

意味のわからない心境で、それでも一応(笑)空港へ向かいました。

結果、人生はうまくいかないもので(?)こんな時に限って(!?)準備で出遅れることもなく、電車はスムーズに動いていて、むしろいつもより順調に空港に到着してしまった。笑

こうなれば、もはや仕方ない!何も調べてこなかったし宿さえ決まっていないけど、現地はハイシーズンは過ぎているし、いざとなれば多少お金を出せば何とか部屋は見つかるだろう、部屋さえ見つかれば、ゆっくり寝て起きて、自然の中を散歩して…のまったり2週間でいいや!むしろこれこそ本当の保養では?という気になり、出国手続きを済ませ、しばらくラウンジで時間をつぶし、搭乗口へ向かいました。


そんなこんなで不本意な(失礼)旅のはじまりではありましたが、結論を言うと、現地ではそれなりに楽しんで帰ってくることできました。

まだ去年の国内旅の記録もかなり残っているので、いつになるかはかなりの未定ですが、追々、現地の様子をアップしていきたいと思います。(本当にいつになることやら…)

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