秋の乗り放題パスで大阪遠征2:岐阜~近江八幡~大阪城ホール
前日の早朝出発からの延々散歩でさすがに疲れたのか、思うように起床できなかった二日目。
でもまあこれから今回主目的のライブもあるわけだし、そうカリカリしないカリカリしないと開き直ってゆったり支度をし、朝食へ。
東海エリアなので、色々噂に聞くモーニングを体験せねば!と、近場の喫茶店を検索して出かけるも、お休みだった(またやってしまった)・・・
ので、気を取り直し、再検索。
すると、駅からやや遠いものの、紅茶のお店でモーニングをしているところを発見!
最近コーヒーは飲めるようになってきたけれども、基本的にはお茶派なので(コーヒー専門の喫茶店に入ったときくらいしかコーヒーは頼まない)、これはかえって良かった!とほくほく。
そして、途中道が不安になったりしつつも何とか到着し、注文。James Taylorという普段あまり見ないお茶にしました。(スリランカの紅茶だったみたい。)
紅茶の値段だけで、手前のパン、サラダ、果物がサービスでついてくるシステム。びっくり。そもそもの紅茶(ポット)の値段も良心的だし、本当にこれで大丈夫なのかしら?でもありがとうございます・・・、というわけで頂きます。
紅茶を頂きながら
食後はどうしようかな・・・ライブまでにあんまり時間はないけれど、途中でどこかに寄れたらよりたい・・・でもリサーチをして来なかったからやっぱり勝手のわかるところがいいかな・・・
昨日は飛騨牛を食べたから今日は近江牛を食べようかな・・・
なんて考え、また近江八幡に向かうことに決定。
というのも、ちょうど少し前に、近江八幡にラコリーナというたねや&クラブハリエのテーマパーク(?)があるというのを聞いて気になっていたので、時間が気になりつつも、何とか行けたらいいな、なんて思ったりもしていたのです。
大垣で乗り換え待ちが30分くらいあったので買いに出たお菓子。栗の季節。
近江八幡着。やっぱり新快速は早いね。
ラコリーナに行くことを考えると、昼食はさっと済ませたかったので、お肉屋さんで牛丼を頂くことにしました。
そのお店には普通の肉とランクの高い肉があって、昨日のこともあるし、良いのを頼んで比べてみたかったんだけれども、時間的に普通のお肉にしてしまいました。近くに上質肉を頼んでいる人がいたんだけれども、その方には、認定証みたいなものが渡されていて、お肉になった牛の名前とか鼻型(←人間でいう指紋みたいなもので一頭一頭違うとのことでした)とかの説明がなされていて、見ていて面白かった。
さて、食後はデザートにラコリーナ!!と、勇み足で歩き出したのですが・・・
先に結論を言えば、到着することができませんでした。。というのも、道を間違えてしまっていたからです。。悲しい。。
スクリーンキャプチャして持ち歩いていた地図が↑みたいな感じだったので、丸印のところさえ越えれば、あとはまっすぐだ
だからその部分まで間違えないようにしよう・・・
川沿いを歩いていって、目印のお店を見たら左に曲がればいいや、と思っていて、無事にお店も見つけられたし、そこで左に曲がってずんずん進んでいたのですが・・・
何だかどんどん町から遠ざかっている感じがして・・・
緑は多いし歩いていて楽しいんだけれども・・・
ラコリーナに近づいている手ごたえが全くないというか・・・
それこそ、看板も見ることがないし、前方を見渡してもそれらしき感じのところもないし、どうなっているんだろう・・・(でもラコリーナも緑あふれる感じのところではあったし・・・うーん・・・)
50分弱で到着すると書いてあったけれども、多少辺りをきょろきょろしたりで遅くなったとしてもさすがにおかしい・・・
うーむ・・・
12時半ごろお肉屋さんから歩き出して、13時過ぎくらいにラコリーナに到着して、あんまり時間はないけれども、ささっとお菓子を買ったり食べたりして14時過ぎくらいに出て駅に戻れればという算段だったのですが・・・
13時過ぎ、周りにもはや家もない、信号もない、人もいない・・・と、田んぼの中を延々と続く一本道の中で呆然と立ち尽くしました。。まさに万事休すです。
たまに車が通ったりはするものの、走っている車をいきなり止めるわけにもいかないし、人気のあるところまで戻るにも時間がかかるし、この先人気のありそうに辿り着けるまでにもだいぶ時間がかかりそう・・・
大阪城ホールでの公演は指定席なので、ぎりぎりに入ればいいけど、遅れるわけにはいかないし、駅まで戻れる正確な時間もわからない中、1本新快速を逃すだけでも大変なことになる・・・
一本道をひたすら歩いてきただけなので、道は単純だったのですが、自分がどこにいるか全くわからない(&ラコリーナはもはや無理そうな)ので、あーあやってしまったなあ・・・と思いながらも、予定の時間までに駅に戻れるぎりぎりまで、とりあえず、先の人気のありそうなところを目指して進んでみることにしました。
結果、田んぼの先に少し住宅ができ始めるエリアまで到着し、やっと見つけた信号のある交差点で、信号待ちの車の方に声をかけました。
ラコリーナはどちらの方向ですかと伺ったところ、「(遠くに見えている)あの山の裏側ですと言われ、あちゃー(やっぱりやってしまったか!!)と、、見事に玉砕。。
あとはしょんぼり、歩いてきた道をひたすら戻りました。
そして見覚えのある川のところまで戻ってきて判明。目印のお店を「左に」行けばよいと思っていて確かに「左」に曲がっていたのですが、私が進んでいた道は赤い線の道だったようでした。
途中で目印になるかなと思っていた中学校は、それらしき学校(校名は確認できなかった小学校)を見てしまっていたのもあり、間違いに気付くのが遅れました。
後になって思えば途中で市役所前を通ったりしていたんだけれども、本来のルートを見ると市役所が目印になるとは認識できなかったので、そこで気付くこともできなかった。
やっぱり思い込みってこわいなあと、改めて思います。。
さて、話を戻すと、駅に戻る途中で地元の和菓子屋さんっぽいお店で
ういろと
でっち羊羹を買ったりしつつ、新快速に飛び乗り
大阪駅からは環状線に乗り換え(初めて乗った!)
無事、大阪城公園に到着。
既に開演20分前くらいになっていたので、急いでホールに向かいます。
大阪城ホールも初めて。(そもそも大阪に降りたことがほとんど無い。)
今回のフジファブリック大阪城ホール公演は、大阪出身の現ギターボーカルの山内さんの夢として、デビュー15周年とからめて行われたものでした。発表から公演までに1年以上あったし、その間、本当に多くのプロモーションを必死に行っていて、傍から見ていて大丈夫かな・・・と思うところもあったのですが、8月のMUSIC STATION出演の反響がかなりあったようで、チケットも無事に完売。
私はやはり志村さんの曲が好きなので、最近のフジの曲は正直あまり聴かなくなってしまっているのだけれども、志村さんの曲を歌い継ぎたいと、本当に強い決意でフジを続けてくれているメンバーの想いは痛いほどわかるしありがたいし、そうして続いているフジファブリックに対してお祝いをしたいと駆けつけたのでした。
公演は、だいたい定刻に、山内さんによる諸注意などのアナウンスからスタート。17時開演だったことからか、「若者のすべて」から始まりましたが、基本的にはほとんどが現体制の曲でした。「星降る夜になったら」や「桜の季節」が聴けたのも良かったのですが、特に印象に残っているのは中盤。
志村さんのイメージ・色が強くて現体制ではなかなか演奏されない(できない)「バウムクーヘン」からの「赤黄色の金木犀」。
赤黄色は、志村さんの時代にも、四季盤ツアー以外ではほとんど歌われることがなくて、私も結局生で(志村さんのを)聴けたことはなかったけれども、フジの中で一、二を争うくらいに好きな曲。
5年前の武道館で蔵出しされた時にも、本当に大切に演奏してくれて、とても感動したんだけれども、今回は、(山内)総くんが歌う後ろに、志村さんの生前の色々な表情、様子が流されていて・・・
この構成に加えての演出で、メンバーの志村さんに対する想いが痛いほど伝わってきた。さらに、赤黄色の次の「ECHO」。志村さんに宛てて綴られたような歌詞、最後の鬼気迫るギターソロ。
もう、ここだけで、来て良かったと思った。
相変わらずMCなどはぐだぐだで、公演時間も伸びに伸び、19:30頃の終演と言われていたのが20:30前くらいになって、大阪で食べようと思っていたカレーを(電車の時間の都合で)逃してしまったけれども。笑
そして今回、現体制の曲メインでセットリストが組まれていたのは、今後の活動を見越してのことなんだろうなという気もして寂しくなったりもしたけれども。
5年前の武道館の時とは、明らかに新旧の比率が違って、でもそれは、流れた時間のことを考えればある意味自然なのかなとも思った。
志村さんが作ったフジファブリックだけれども、メジャーデビューして志村さんを中心に駆け抜けた5年間、志村さんが亡くなって5年後の武道館、さらに5年後の今年。もはや今は現体制として活動してきた時間のほうが長くなってきているし、これからその時間はどんどん伸びていく。
その中で、私がどういう風に聴いていけるのか、正直わからないところもあるんだけれども、(志村さんの曲を歌い継ぐため)「絶対解散しないバンド」として決意を固めている今のフジも、応援はしている。
でも。
続けてくれるのは嬉しい。でも志村さんから離れていくのはつらい。だからといって・・・考えても答えは出ないので、あいまいなまま、付き合っていくんだろうなとぼんやり思った。
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しかし、この10年で、総くんは本当に大きく成長したなと、今回久しぶりに「会いに」を聴いて、改めて思った。志村さんの時代にはちょっとファッションセンスが不思議なギター青年(?)という印象だったし、志村さんが亡くなった後、フジフジ富士Qで、初めてフジのボーカルとして「会いに」を歌った時にはかなり心もとない感じがむしろ印象的だったんだけれども、今やバンドのフロントマンとして、歌も安定しているし(かなりボイトレ積んだはず)、決意と努力が実を結んでいる。これは素直にすごいと思っている。表情も全然違うし。
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さて、ぐだぐだMCによる延長で終演後は(岐阜への)終電ぎりぎりになり、結局この日は夕食を食べ損ねました。笑
急いで飛び乗った電車。
米原まで新快速で行き、その後乗り換えたところ、なんと大阪城ホール帰りの方と隣り合わせになり(ライブの袋でわかった)、少しおしゃべりをしたというハプニング(?)もありました。
相変わらず盛りだくさんの一日でした。(ラコリーナは今度リベンジするぞ!)
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