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空を見上げて 10話

永澤:いやー、まさかお前らと戦うことになるとは。

絢音:貴方が前の監督さんですか?私は宮城坂道高校の鈴木絢音です。

永澤:え?貴方が監督?いやー大変でしょ?コイツらクソ弱くて笑

水口:く、

絢音:彼らが弱いかどうかは戦ったら分かりますよ。

永澤:ふん、チームも雑魚で監督も女。俺らの敵じゃないんだよ。はーこんな雑魚チームより今のチームの方がよっぽど甲子園目指せるよ笑。コールド負けにならない様に頑張るんだな笑

絢音:ええ、貴方こそ今の発言、後悔しますよ。

永澤:ふん!


永澤は会場を去った。

そして絢音たちは学校に戻った。


廉:まさか、あいつの高校と初戦とは。

水口:ホントだよ。悪い意味でまったく変わってなかった。

絢音:みんな、集まって。これから夏の大会の背番号とレギュラーを発表します。


夏の大会 宮城坂道高校
背番号
1番:水口 隼人(3年)
2番池内 涼(1年)
3番伊達 渉(1年)
4番加藤 大寿(2年)
5番太田 廉(3年)
6番三浦 健太(2年)
7番富田 健吾(2年)
8番青木 怜馬(2年)
9番清水 太陽(1年)
10番桃谷 亜蓮(2年)
11番赤尾関 研(2年)
12番宮田 一星(2年)
13番菊池 翔太(2年)
14番久保 ○○(1年)
記録員 久保史緒里(2年)

絢音:以上。この14人で夏の大会を戦います。

水口:俺が1番。でも投手としては○○の方が圧倒的に上なのに。

絢音:隼人君、君と廉君は3年間努力を重ねてきたわ。だから貴方にエースナンバーを渡す事にしたの。まあ、○○君からもエースナンバーは隼人君がつけるべきって言われたんだけどね。

隼人:え?

○○:俺、背番号にこだわりとかないんで。3年間頑張ってきた水口さんがエースナンバーをつけるべきだと思ってます。まあ、マウンド譲る気はないですけど。

水口:ああ、俺も負けないからな!


そしてもう1人自分が貰った番号に驚きを隠せないのが、

太陽:僕が9番。これってライトのレギュラー。僕で大丈夫なのかな?

??:おい!ビビってんのか?笑

太陽:宮田さん。それはビビりますよ。

宮田一星 春の大会までライトのレギュラーだった。

一星:お前の努力で勝ち取ったんだ。自信を持て、お前の力を見せつけてこい!俺も負けないからな!不甲斐ないプレーしたら直ぐに変わってやるからな!

太陽:はい!頑張ります!

一星:おう!


こうしてレギュラーが決まり夏の大会初戦を翌日に控えた。

絢音:みんな今までよく頑張ったね!でも本番はこれからよ。旋風を巻き起こす為に明日の初戦から全速力で行くよ!

日奈子:みんなガッツだよ!何があっても諦めちゃダメだからね!

一同:はい!

絢音:じゃま今日は解散!明日は11時に出発します!解散

一同:お疲れ様でした!


その日の帰り道

○○:いよいよ明日か。

咲月:緊張しちゃうね。そういえば明日さ午前授業じゃん?それで全校生徒で応援に来てくれるらしいよ。

○○:え?まじ?なんでそんな。

??:なんか、2.3年生が主導でやってるらしいよ。

○○:和、どういう事なんだ?

和:なんか、相手監督の永澤って人、部活だけじゃなくて学校でも教師の権限を利用して好き勝手にやってたらしいからね。

咲月:そうなんだ。

和:その人が率いるチームが1回戦の相手だからね。教師陣や2.3年生は因縁の相手なんか言ってるよ。

○○:へー。

和:まあ、野球部に対して悪く思ってる生徒はいないからね。今年は1回戦から全校応援らしいよ!負けたら許さないからね

彩:許さないからね!

○○:あーや、しれっと紛れてるんだな笑笑

彩:私たちは明日振替休日だから!応援行くからね!

○○:おう!頑張るよ!

美空:あのー、私もいるんですけど、

次回 いよいよ始まる夏の大会!因縁の相手永澤率いる名取第三高校との初戦!ここから坂道旋風が開幕する!




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