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【死者の日】体験記 pt.1

10月の一大イベントといえば、ハロウインが思い浮かびますよね。

アメリカでは、子供たちが仮装して、近所の人からお菓子をもらう。👻
貰えなければ、イタズラをするというのが定番。

そして、日本は近年渋谷ハロウインなどをはじめとして、一部が暴徒化してカオスな状態になる行事?が、思い浮かぶものです。🚚
(同じ、日本人として恥ずかしい、、)

話は置いといて、今回はメキシコでのハロウイン(文化的に少し、違うが)である、

死者の日期間のメキシコシティの様子を、体験日記としてお伝えしたいと思います!!
(イベントが始まり出す10月末〜11月上旬までの期間)

死者の日とは?

パレードの様子

まず、大前提として死者の日とは、
日本で言う、お盆みたいなものです。

現在のメキシコでは、亡くなった人を偲ぶためにある行事。
お盆と根本的な部分は似ていますが、悲しむイベントというより、楽しんで亡き人を追悼しようといった感じ。

難しいので、細かい歴史とかはよく分からないですが、

スペイン人が侵攻してくる前の、アステカ文明などの死生観と儀式。
そして、スペイン人入植後のキリスト教文化が混ざった感じのお祭りです!

(カトリック教徒が多い国で、宗教融合した祭りをするのは、現在でも双方の宗教を信じている人。
植民地化以前の文化に敬意を示している人が多いからなのだそう、、
なので、熱心なカトリック信者は死者の日自体を嫌うことも、、😢)

現在は、映画「リメンバーミー/原題Coco」や「007 スペクター」などの有名映画が、死者の日の文化を作中で扱ったことがキッカケとなり、世界中で爆発的に有名になりましたよね!

メキシコシティ死者の日体験記(本編)

死者の日で有名な地はたくさんありますが、私は今回、メキシコシティにしか居られなかったので、メキシコシティでの死者の日体験談をして行きます!

まずは、街中の様子から!

死者の日期間、街中で売られているものとして代表的なのは。

1.死者のパン/Pan de muertos

死者のパン

亡くなった人々に捧げるためのパン。

地域によって、さまざまな形や色があるが、メキシコシティでは、丸いパンの真ん中に大きな丸と十字架型の形をしている。

味は、基本的に甘い砂糖が乗った菓子パンで、店によってオレンジピールが中に入っていることも!

死者のパンには、少しグロく•興味深い歴史があり、こちらの記事にて詳しく書いてあるのでぜひ!!
    ↓             ↓              ↓

2.飾り


死者の日では、日本同様、亡くなった人に多くの捧げ物をします。

美術館で撮った、祭壇の例

ガイコツを催した飾り、ロウソク、水、マリーゴールド、お香、死者が生前に好きだった食べ物等、、、

そんな、ガイコツの飾りなどのメキシコ伝統の民芸品は、民芸市場で買うことができます!

カトリーナとカトリンの置物 (いずれも、有名なガイコツキャラクター)
中に、蝋燭を入れるガイコツの置物
死の世界をお供してくれる、動物。(アレブリヘ)

観光地の民芸市場へ行くと、観光地価格なので、ローカルな市場へ行くのがオススメ
(値段交渉も可!)

飾りは一つ一つ色や形が違うので、自分の気に入ったモノを探すのも楽しいです!

3.マリーゴールド/Cempasúchil


メキシコにおいて、死者の為の花として用いられているのが、ゴールドマリー。

メキシコでは、ナワトル語である「センパスチル/Cempasúchil」と呼ばれている。

マリーゴールド/Cempasúchil

死者の日期間になると、独立記念塔辺りでセンパスチルの市場が開かれて、どこを見回しても綺麗なオレンジ色!

一輪、10ペソくらい。(80円/2023年11月現在)

死者の日になると、花びらを使って、家の玄関から祭壇まで続く道を作る。
(センパスチルの香りを辿って、死者は家に帰ってくると言われている為。)

家の中へと続くセンパスチルの道

ガイコツアート

街中は、死者の日一色で辺り一面が祭壇やガイコツアートなどで埋め尽くされています!

そんな中でも、特に注目したいのは、ガイコツアートです!

死者の日で、コミカルなガイコツが用いられるようになったのは、

マニュエル•マニラ、ホセ•グアダルーペ•ポサダ、ディエゴ•リベーラ

などメキシコを代表とするアーティストが先住民の文化を尊重したり、メキシコ政府に対する反乱の意を示す為、絵を描き始めたから。

そんな中でも特に、有名なのが
「ホセ•グアダルーペ•ポサダ」。

街のどこを見回しても、どこかにいる「カトリーナ」というキャラクターを作った人物です!

カトリーナ/Catrina

カトリーナのモデルは、死の女神。

その後、カトリーナを有名にしたのが、フリーダ•カーロの夫である、「ディエゴ•リベーラ/Diego Rivera」です。

ディエゴの有名な壁画の中のカトリーナ
右隣がディエゴで、左後ろがフリーダ

そんな、カトリーナをはじめとした、様々なコミカルなガイコツのアートが街の至るところで観れます!

pt.2に続く…


全て書くと、とんでもない長さになる為、

今回は、「死者の日」本番前の10月下旬の記録について、書いてきました。

死者の日当日の記録は、pt.2にて綴ってますので、こちらも良ければ見てください!!

それでは!

おまけ、、

散歩してたら、街中でパレードもやってました。(有名なパレードでは無い方のパレード)

アレブリヘのパレード
夜に行われた、仮装パレード

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