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【番外編】今日のジャズ@会食

昨晩、会食にお誘い頂いて、日系の高級カリフォルニアワイナリーが運営する都心にあるレストランにて、ご馳走に預かりました。自腹ではお伺いするのも躊躇われるような場所です。

同ワイナリーで醸造されたワインはもちろんの事、ペアリングで提供されるフレンチスタイルの食事も想像力を存分に駆使した味わい甲斐があって、今でも余韻が残るほど大満足しました。

そのレストランで高い天井に据え付けられたスピーカーから、BGM的にさりげなく流れていた音楽がジャズ。それが、以前取り上げた演奏を収めたアルバムからの一曲だったので改めてご紹介します。デイヴ・ブルーベックの”Dave Digs Disney”です。

そして、曲は上記記事でも触れた『白雪姫』からの”Someday My Prince Will Come”(邦題『いつか王子様が』)でした。

不思議だったのは、この曲が何回も繰り返し流されていたこと。この作品がレストランで提供されるワインと同じカリフォルニア州での制作だったり、ディズニーと同じく、エンタテイメント業を創業してワイナリーを所有する程までに成功されたオーナーのご意向が働いているのかも知れないと、食事をしながら勝手に勘繰っていました。

個人的には、素晴らしい食事とワインに舌鼓を打ちながらも、同じ曲が何度も繰り返し流れるので、気になって仕方がなかったのですが、更に不思議だったのは、それでも音楽が耳触りになる事はなく、繰り返し流れているという状況に会食に同席された方も気付く事もなく、何よりも何回も聴いていて自分自身も飽き無かったということ。

改めて、そんな演奏を遺してくれたブルーベックの偉大さを思い知る一日となったのと、カリフォルニア州の録音作品とカリフォルニアワインという、音楽と食事の場所のペアリングも相性が良さそう、という気付きを授かりました。

例えば、こんな組み合わせがありそうです。

パリ録音作品とフランス料理(ワイン)

ローマ録音作品とイタリア料理(ワイン)

ベルリン録音作品とベルリン料理(ビール)

こんな観点でもジャズを掘り下げてみよう、というきっかけを頂きましたので、機会を見て模索してみたいと思います。

素敵な会食へのお誘いと気付きに感謝です。
ご馳走様でした!

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