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似合う好きなりたいのバランスをとる

これは個人的なファッション記録です。ギリギリ公に出せるかな?くらいのバランスで留めています。ファッションを自問自答する者の一例として、ご参考になれば幸いです!(名前考え中)

そろそろバランスをとりたい

好き100%で服を選んでいた10代から、似合う100%で身を守っていた20代、そしてなりたい100%にチャレンジした30代…やったんですが、どれも続けるうちに「これ辛いね?」と気づきました。
どれかに全振りする、そのがむしゃらさも始めは楽しいし世界がひらけたみたいな気持ちになるんだけど、HPの消費が激しいらしくだんだんと疲れてくるのでした。

そこで改めて #似合う好きなりたい のバランスをとことにしました。制服化も最近だらけていたので、気を引き締めるいいタイミング!

※今回考察するにあたって、自問自答ファッションさんの記事『🎉お悩み解決【似合う・好き・なりたい】との付き合い方👗』を参考にしました。こちらで書かれてる手順=「なりたい」に「似合う」をミックスしてから「好きをプラス」する、その順番でコーデを考えていきます。

まずは「似合う好きなりたい」の言語化を

似合う好きなりたいの言語化をするにあたって、自問自答ファッション講座を受けたときの「自分の言葉」から抜粋することにしました。あきやさんとの対話からひき出された言葉がいちばん素直なものだったのではないか?と思ったからです。(ちなみに私が講座を受けたのは2019年です)


  • なりたい ▶︎ みんなに愛されるアーティスト=カジュアル、ポップ

  • 似合う ▶︎(外見)柔らかい、春、シンプル(中身)呑気、るんるん

  • 好き ▶︎ 落ちついた気持ち=気品、尊厳


詳しい説明はコーディネート案と共に解説していきます!

なりたい

「なりたい」は憧れる気持ちから考えました。私が日々憧れ、なりたいと思う人はキース・ヘリング星野源といった大衆に愛されるアーティストです。源さんは時期によって雰囲気が変わりますが、Pop Virusが出た頃カジュアルな印象を参考にしてます。髪型は90年代のPUFFYをイメージして。

ラフでとっても好きな感じです👏これだけカジュアルなのに決まってる…なんて理想的だなぁ。ちなみに舞台に立ってる設定なので鞄はありません。笑

とはいえ、実際には無名の作家なので、このファッションだといたたまれない気持ちになりそうなのも事実…キースだからどんなシーンでもジーンズ姿がかっこいいのであって、私がジーンズで仕事相手と会うのはソワソワしてしまいそうです…!顔タイプ的にもカジュアルはさほど似合わないので、TPO以外でもやりづらそう。

制作スタイルとファッションの相性がめちゃいいキースさんです

似合う

顔タイプ=ソフトエレガントに合うように、素材を柔らかめシンプルなものに変えることにしました。骨太なので、Tシャツはメンズでゆったり着流します。シルエットはY型かX型で。

だいぶゆるっとしました〜♨️

ここでは外見だけでなく内面にも似合うデザインにしたかったので、ロッタちゃんっぽさ(同居人曰く似てるらしい)を明るい色のアイテムで取り入れてみました。髪型もショートに。「なりたい」のポップさとも親和性が高く、いい感じです👍

日本では奈良美智さんの絵で話題になったロッタちゃんです

だいぶ肌に馴染んできたところで、好きをプラスしてバランスをとっていきます!

好き

アーティストになりたい気持ちとは矛盾してるように思えるかもしれませんが、私は毎日を穏やかな気持ちで粛々と過ごしたいと思っています。表現することは好きだけど、華やかな世界を望んでるわけじゃない…というのが自分の“バランス”です。

粛々と過ごす日々をファッションに落とし込むとしたら、「気品」かなと思いました。カジュアルさは残しつつ、なので形はそのままに、素材やブランドをワンランク上げることにしました。合わせて髪型も上品よりに、ストレートに。

シーンによっては巻いてみたり、帽子やカチューシャで雰囲気を変えてアレンジできるとさらにいいですね。

スカーフとシャツはMarimekko(マリメッコ)、パンツはevam eva(エヴァムエヴァ)、鞄はMOTHERHOUSE(マザーハウス)から選んでいます。どれも素材から作っている会社で、その分形はシンプルなのが特徴です。自分は素材発進のブランドが好きなようです☺️(ちなみに肌着はシルクふぁみりぃのものを使っていて、やっぱりこちらも素材メーカーです。)

中でもMOTHER HOUSEは、地道に自分たちの善意を続けてる…そんなイメージがあり、理念も含めてすてきだなと思います。鞄にお金をかけることに引け目があったのですが、調べるほどに「すごく安いな」と思うようになりました。

今日ご紹介したのは実際にはほぼ手持ちにない、妄想コーデです。現実に制服化してみたら問題となるところもあるかもしれません。ただ、この文脈を理解して服選びができれば「私は納得して暮らせそう」だと思いました。制服化の公式を見つけた気分です😊

制服化の公式

学生の頃、私は科目の中で数学がいちばん好きでした。言葉でロジカルに考えることが苦手な自分にとって、問題を解く手順やルールを教えてくれて、それに従えば難問も解くことのできる数学は、ただただ自信をつけてくれる学問でした。現実は数学よりも複雑で、ロジックが追いつかず頭の中が常に混沌としていたので…!

学生の頃の脳内はこんな感じだった気がします

といっても特別賢かったわけではなく、ただ先生に恵まれていたのです。先生は数学の難しいところは寄り添いながら進み、自由さや美しさを共有してくれました。これはファッションにおいても同じで、あきやさんという先生に出会えたことが転機になりました。ファッションは難しいところもあるけど、自由だったり美しかったりする…つまり「ファッションって味方なんだ」と思えるようになったんです。

もちろん「似合う好きなりたい」を考えれば、それだけでファッションを攻略できるわけではありません。数学に幾らでも法則や公式があるように、ファッションにも色んなルールや、またその例外があるのだと思います。ただ「似合う好きなりたい」は、数学で言うサインコサインタンジェントみたいな、画期的で便利で楽しい法則でした!

ゆかいです。

おわりに

現実の私は大人しく、人前では無口な方です。本当は話したいことがたくさんあるのに…と、言葉にできず日々悶々としています。そんな自分には嫌気がさすし、なんとか変われないだろうかと悩んでいました。不満が積もって、他の自問自答ガールズさんと比べて成長が遅いのではないか?と卑屈になることもありました。

だけどこの記事を書くなかで、「だからこそファッションをするんやん…!😤😤😤」と思い至りました。言葉にするのは苦手だけど、せめてファッションはお喋り上手でありたい。ファッションで自分の意志を示したいし、在り方の質を高めていきたい。それが今の私の、理想と現実の落としどころのようです。

以上でおわりです!
読んでいただきありがとうございました🙏꒰(๑´•.̫ • `๑)꒱✨

カバー画像は最近の習作でした。制作も似合う好きなりたいを考えると、バランスがとれそうですね。


生きる糧にします