なべし | nabeshi photo magazine

カメラを持つ日々の備忘録として。 最近は主にSIGMA fp Lで写真を撮っています。

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カメラを持つ日々の備忘録として。 最近は主にSIGMA fp Lで写真を撮っています。

最近の記事

SIGMA 14mm F1.4 DG DN Artで撮る星空

実は最近残りのSONY機材を全部売ってしまい、完全にLマウントへの移行が完了しました。昨年夏にSIGMA fp Lを購入して以来、SONY機の出番が徐々に減少。いざという時は頼りになるSONY機ですが、流石に半年に1〜2回の頻度で持っておくのも宝の持ち腐れなので、勇気を出してドナドナすることに。 そしてやってきたのが2023年6月発売のSIGMA 14mm F1.4 DG DN Artです。14mmを売って、14mmを買う、ぶっ飛んだバグ技のようですが、さすがにSIGMA

    • ポートレートに苦戦した話

      普段は風景写真や天体写真を(趣味上の)生業とする私ですが、たまにポートレート撮影的なことを任されることがあります。なかなか撮る機会のないポートレートですが、今回は初めての室内での撮影ということもあり、普段とは全く違う頭の使い方をしたので、せっかくなのでここに書き記しておくことにしました。 苦戦したことが3つ 基本的に屋外で撮影することが多い私にとって、室内ポートレートではいわば主戦場が異なります。特にここが難しかったな〜と思ったところを3つ挙げてみました。 1.ライティ

      • 雨の日の梅めぐり

        2月某日、ちょうど梅のシーズンでしたので、天気は微妙でしたが京都の北野天満宮まで梅を見に出かけることにしました。 梅のシーズン 関西近郊ではだいたい2月あたりが梅の見頃のイメージ(品種にもよりますが)で、そして3月末〜4月頭になれば桜が見頃かなってところです。なので、まだまだ寒いもののちょっと春の訪れを感じるのが梅で、暖かくなってきて、新学期・新年度の慌ただしい時期に見るものが桜、のイメージがあります。なんとなくですけどね。 梅と桜はそれぞれ日本列島を北上するように開花

        • 淡路島に行った日のこと

          島巡りっていいですよね。やっぱり関西在住だからこそ、近くにある瀬戸内海の島々を巡る旅に行きたいと、2日に1回は思います。とはいえ、フェリーを使ったりと移動手段の制約は大きく、ある程度下調べしてからでないと行きにくいのも事実。で、そんなある日、友人とまずは手頃に行けるところということで、淡路島へドライブに行ってきました。 写真に写っている彼はフィルムカメラ使い。お恥ずかしい話、私はフィルムカメラを噛んでいないのであまり詳しくはないのですが、聞いてみるとハーフサイズのフィルムカ

        SIGMA 14mm F1.4 DG DN Artで撮る星空

          SIGMA fp LとLeica Elmarit-M f2.8/28mm ASPH.

          前回の記事でも少し触れましたが、つい先日、LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.を導入しました。年初はまだマウントアダプターがなく、防湿庫で出番待ちの状態でしたが、それもついに揃ったのでいよいよ実戦投入です。 軽い!小さい!fp Lにも似合う!かっこいい!(以下略) 握り拳大の小さなレンズとSIGMA fp Lのコンパクトな筐体がとてもマッチします。もともと、この焦点域のレンズとしてSIGMA Iシリーズの 24mm F2 DG DN Cを使ってい

          SIGMA fp LとLeica Elmarit-M f2.8/28mm ASPH.

          1年で最も街が静かな日

          あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 本題の前に、少し昨年の振り返り 昨年の夏にSIGMA fp Lを購入してから約半年が経過しました。当初は6100万画素を扱えるかどうか、手ぶれ補正がなくても大丈夫か、などなど不安だらけでしたが、今ではすっかり常用カメラとして定着しています。(今まで使っていたα7Ⅲもいざという時は頼りになるのですが、利用頻度が半年に1〜2回程度となってしまい、少し宝の持ち腐れ感があるのでもうすぐ売りに出すかな・・・) 10月に

          1年で最も街が静かな日

          紅葉前線を追いかけて

          さて、いよいよ12月もあと半分と少しというところになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ちょうど1ヶ月ほど前から、地元の関西圏では紅葉シーズン真っ盛りになり、各地でライトアップが行われるなど、秋らしい時期がやってきていました。 特に今年は夏の猛暑がひどかったためか、その後の季節の進みが遅く、例年よりも紅葉のピークが気持ち遅かったような気がしています。(実際に、叡山電車のもみじのトンネルなんかは開催時期を延長していましたね) そんな冬へ向けての準備期間とも言える紅葉。

          紅葉前線を追いかけて

          夕暮れ七変化 #SIGMA fp L

          秋は夕暮れと枕草子でもあるように、この時期の夕暮れはとても趣深いものがあります。日が沈み、刻一刻と移り変わる空の色。徐々に明るくなり始める街。そうした情景の変化が1日の中でも大きい時間帯でもあります。 陽が沈むころ 夕方、それまでは空高くで輝いていた太陽が徐々に高度を下げ、街並みを横から照らすようになります。その時、陽が当たる部分とそうでない部分のコントラストが大きくなり、街並みに立体感が生まれます。それだけでなく、太陽の光が空高くの雲を下から照らすことになり、空も立体的

          夕暮れ七変化 #SIGMA fp L

          知っている、けど知らない場所 #SIGMA fp L

          世の中には知っているけど知らない場所ってたくさんあると思うんですよ。たとえば、通勤通学中の電車の車窓から見える景色とか。なんとな〜く知っていますよね。〇〇駅の近くはオシャレな家が多いな、とか、〇〇駅を過ぎたあたりの景色が好きだな、とか。でもそれらのほとんどの場所は電車から眺めたことしかないはずです。知っているのに知らない場所、今回はそんな場所を訪れてみました。 私的、知っているけど知らない場所。今回は京都府にある三川合流地点に行ってみました。京阪沿線の方ならなんとなく見覚え

          知っている、けど知らない場所 #SIGMA fp L

          少し東京に行った時の話 #SIGMA fp L

          野暮用で少しだけ東京に行った時の撮り散らかしです。 大阪⇔東京の移動手段で最もオーソドックスなのは新幹線かなぁと個人的には思っています。というか楽です。数分に1本ペースで来ますし、手荷物検査も無いですし。でも、今回は気分転換で飛行機にしました。JALのスカイメイトやANAのスマートU25を使うと当日空きがあれば比較的安く飛べます。しかもスカイメイトは当日予約も可能になりましたし(これまでは空港でしか買えなかった)、かなり便利になりました。しかしもうすぐ年齢的に使えなくなっ

          少し東京に行った時の話 #SIGMA fp L

          一駅だけ、歩いてみる #SIGMA fp L

          まだまだ暑さの厳しい日が続きますが、一駅だけ歩いてみませんか? カメラを持ってぶらぶらと歩く時、「一駅だけ歩いてみる」ということをたまにやります。A駅からB駅まで歩いて、その道中で色々撮ってみる。限られた区間でじっくりカメラを構えることができるので個人的におすすめです。普段は素通りしてしまうところも、今日は撮ってみる。行ったことのないところなので、じっくり観察してみる。人々の生活を想像してみる。これも一つの旅の味わい方とも言えます。 今回もSIGMA fp L と24mm

          一駅だけ、歩いてみる #SIGMA fp L

          夏の京都とパウダーブルー

          SIGMA fpシリーズにあるカラーモード「パウダーブルー」で夏の京都を切り取ってみました。以下の写真は全てSIGMA fp Lと24mm F2 DG DN Cにて撮影しています。 個人的パウダーブルーの効かせ方 基本的にどんな景色でも、どんな時間帯でもパウダーブルーは有効に働くと感じていますが、やはり場合によっては効き過ぎに感じるシーンもありました。個人的には撮影時は適用度を「-3」くらいに設定するか、Lightroom上で60〜70%に適用量を抑えて処理するとちょうど

          夏の京都とパウダーブルー

          ようこそ。SIGMA fp L

          7月中旬から新しいカメラが仲間入りしました。実は購入に至るまで色々考えることがあったので、たまには記録に残しておこうと思います。少しお付き合いください。 撮ることの変化 生活拠点が北海道から地元大阪に戻り、大自然の絶景を追い求めていた生活が一区切りとなりました。先日作成した写真集「四季彩」では、北海道で撮影した写真をまとめ、大袈裟に言うと人生の一つのフェーズが終わったような、そんな感じです。(手に取ってくださった方々、本当にありがとうございました) 大阪に戻ってきたこと