Nacchi

コンパクトシティに主人と子ども2人 つらつらと日常の覚え書きや、言語化を ていねいにゆ…

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コンパクトシティに主人と子ども2人 つらつらと日常の覚え書きや、言語化を ていねいにゆっくり楽しめたら いいなと思っています。 2023年の目標は『自分なりの解釈を進める』 お笑いとサッカーが好き 手仕事が好き

最近の記事

コーヒーとラーメンの湯気

我が家は旦那がコーヒーを淹れてくれる。 旦那の友達の影響で、コーヒー豆を売っている店巡りから始まり、今では近所の喫茶店のブレンド豆の味が我が家のコーヒーになった。 豆をミルで挽いて機械で淹れる事は、私にも出来るのだが、私は旦那が手入れしてくれる、細い口のヤカンから湯気を立てながら淹れる仕草、そのシーンが好きなのだ。 思えば、父も私が子どもの頃、よく湯気を立てながら何かを小忙しく作ってくれた。 3世代同居で、普段の食事は祖母が作ってくれた。 母親は仕事ばかりで、料理の匂いは

    • 初夏を摘む

      我が家の山の近くに、5月初旬頃からGW明け位まで、草いちごが咲いている場所が幾つかある。 近所の珈琲屋のおじちゃんから教えてもらった 苺と草いちごのジャムを作る為に、私はGW前からそわそわしだすのだ。 おじちゃん曰く、草いちごだけのジャムだと 酸味や種が多いから、スーパーで終わりかけの苺を1パック一緒に煮るといいらしい。 5月まで格安苺がスーパーに並んでいる、 この土地ならではのアイデアだ。 草いちごは毎年少しずつ摘めるポイントが 違う。山の斜面を這うように自生する植物な

      • みんなの背中

        先週の土曜日、家族4人で自転車で出かけた。 前日の夜に、録画したアメトークの「駄菓子屋芸人」を見て、駄菓子屋さん行きたいねぇ。明日行くかーなんて話していて、丁度予定の空いた翌日、行くことにしたのだ。 私は、家族の1番後ろで、ゆっくりこぐ自転車が好きだ。 脚力がダントツでないと言えばそれまでなのだが(笑) 私は1番後ろがいい。 みんなの背中を見ながら、はぐれない様に時々急いで、周りの景色を楽しみながら。 息子の後ろ姿も、娘の後ろ姿も、旦那の後ろ姿もとても良い。 普段買

        • ないなら作ればいいじゃない部

          我が家のソファーにちまっと鎮座するあのお方。そう、いなだまクッションである。 でもね、コレ200円のヌードクッションと100円のハギレのダブルガーゼで作った手作りなんです。 ずっと欲しかったんだけど、いま売り切れなんですって。 でも見よう見まねで作ってみたら(本物はネットでしか見たことないけど) あら、なんだかいい感じ。 テレビやゲームのお供にもひっぱりだこ。 そして手作りなのに、まるで稲ちゃんの優しさが宿ったような癒され感… 稲ちゃん。顔捨てたろかなせんで良かったよ!

        コーヒーとラーメンの湯気

          しらねーよ

          いきなり攻撃的なタイトルですみません。 でも、話題はポップなので最後まで読んでみて下さいね! 娘はトマトが好きだ。 トマト味ならなんでも好きだけど、1番は生のトマトが好きらしい。 食卓にトマトを出しても、大好きなモノを最後に取っておきたいタイプなので、果物よりも後に食べる変わった趣向のお方。 そんな娘。昨日の給食でミニトマトが出されたのだが、嫌いだから最初から食べない子や、 欠席の子の分合わせて13個残ったミニトマトをすべて頂いたらしい。 娘の名誉の為に付け加えると、 一

          しらねーよ

          見えないモノを見ようとして

          春休みの事。やたら暇な息子を連れてスーパーマーケットへ。 荷物を率先して持ってくれる姿は、もうすぐ学年が 一つ上がるんだという意気込みと、父親譲りのやさしさと。 「帰りは家まで先頭で行ってもいい?」 力強く蹴りだす自転車のペダルと笑顔。 母は追いつくのがやっと。ふとBUMP OF CHICKENの 天体観測が頭の上で流れた。 見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ 静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ 明日が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった

          見えないモノを見ようとして

          筒状の食べものが好きだ

          筒状の食べものが好きだ。 ただ穴が空いているとは、ちょっと違う。 筒状が良い。長さがあればあるほど良い。 スーパーに寄っても、何故かカゴには筒状の 食べものが入ってる。 もしかしたら前世は土管で暮らしていたのかも しれない。 土管と言えば、マリオか鈴木義司。 縦長の土管よりは横長がいい。 よって鈴木義司の土管が良い。 付随するのは富永一朗。 鈴木義司と富永一朗の仁義なき戦い。 子どもの頃はコロンがおやつだと発狂した。 ヨックモックはなかなかお口に入る家庭では なかったけれ

          筒状の食べものが好きだ

          春を摘む

          長い様で短い春休み。 もうすでに暇を持て余してる息子と、 何かと忙しい娘が、今日は何も予定がないと言うので、久しぶりに野山へよもぎを摘みに行こうと誘った。 春はあっという間に過ぎてしまう。 つくしも菜の花も野すみれもイヌフグリも 年度末の忙しさに追われるとあっという間に 見なくなってしまう。 春風のように軽やかに季節は過ぎる。 我が家は子どもが小さい頃、野山で遊ぶサークル活動に参加していて、春夏秋冬、親子で野原を駆け巡り、山の旬の恵みを頂く機会が沢山あった。 春はふきのと

          春を摘む

          お空がぶどう色

          暑さももうすぐ終わるとニュースで言っていた。 私は娘と夕方の散歩に出かけていた。 今日はお父さん、早く帰ってくるって。 「とーと、もうかえってくる?」 そうだよ、だからみんなで一緒にお風呂に 入って、ご飯をたべようね。 「わーい。トマトもたべる?」 食べようね。好きだもんね、トマト。 公園の真ん中まで歩いてきた。 木々が深い所から急に視界が開く。 「みてー、かーか、お空がぶどう色だよ」 それは本当にぶどうの紫だった。 私は娘の言葉を一生忘れないでいよう

          お空がぶどう色