もうすぐ2018年が終わる。早い。今年はどんな年だっただろうか。

今年を一文字で表すとしたら、「悩」だったと思う。いや、「哀」かもしれない。とにかく泣いて、情けなくて、ジタバタもがいて、あまりにも、他人と自分を傷つけ過ぎた1年だったと思う。

自分を責めること、相手に伝えられないこと、相手を思いやること、好きでいること、好きになること、相手を受け入れること、自分を変えること、自分を許すこと。ずっとずっと、そんなことを考えていた。相手のために考えた方がいいな、と思いながら、自分のことしか考えられなかったし、そんな自分のことをダメなやつだと思っていた。

前回の記事から５ヶ月弱が経とうとしている。あの時の私は、今の彼氏の元に戻ることを願ってあの記事を書いていたと思う。

この５ヶ月で、私は色々変わった、と思う。変わった、というよりは変わろうとしていたという方が正しいかもしれない。

どうも理屈っぽく考えてしまうようで、私は、私のその時の状況を、言葉で説明できる状態にしたいと思ってしまう。“言葉で説明できない感情を持つこと”が不安なんだと思う。今までこんな不安定な状態になることなんてそんなになくて、だからこそ不安で。だから、その言葉が欲しいと思って、ある人が紹介していた「嫌われる勇気」を読み始めた。
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だいぶ楽になった。楽になったというか、楽になったと思い込んだ、というか。恋愛だけじゃなくて、わたし個人的に生きづらいと思っていた部分があったから、すごく参考になったし、ちょっと不安になってきたときは、この本に書いてあったことを思い出して、前よりは、比較的安定的に過ごせるようになってきた。まだまだ、精神が健康的な自分には程遠いけれど。

それから、カウンセリングに通い始めた。カウンセリングって、もっと自分なんかより生きづらいと思っている人、本当に毎日が辛くて辛くて、っていう人が行くところだと思っていたから、最初はちょっと戸惑ったけど、結果的に行ってよかった。簡単な診断をしたら（自分を追い詰め過ぎたからか）軽度うつ症状が出ていたし、1回目なんかは先生に泣きながら話をして、それをゆっくり聞いてくれて、回数を重ねるうちに、少しずつ、冷静に自分の状況を見ることができた。徐々に自分の問題とか、自分がどうしたいのかというところまで、話しながら向き合えた。まだ解決策は見つかってないけれど、これからも通い続けられたらと思う。

それから、新しい仕事をすることになった。新しい仕事を覚えるには、余計なことを考えながらするわけにはいかなくて、それがまた軽度うつから脱却できたのもあると思う。仕事しんどいと思う雰囲気の職場じゃなくてよかった（そのときはだけど）。

試行錯誤しながら、こんな感じで過ごしていったら、あっという間にこんな時期になった。たまに思い出しては傷ついたり、悲しくなったりすることはまだあるけど。相手との変化は、今のところ何もない。別れるわけでもなく、話し合いをするわけでもない。（強いていうなら、わたしの誕生日前にLINEが既読になって、誕生日おめでとう、だけ来たことかな）
「あ、まだ続いてるのかな」って人ごとみたいに思って、それから、ちゃんと決着つけなきゃなって思った。

この「決着をつける」が、今までのわたしにはできなかったこと（やろうとすると、すごく胸が苦しくなって、涙が溢れてしんどかった）だけど、だんだん健康的になってきて、自然とそう思えるようになった。長かったけれど、それだけの時間がわたしには必要だったということで、無駄なことでもなくて、自分がダメなわけでも、劣っているわけでもない。

もう、好転はしないだろうから（なんせ向こうから普通のやりとりのLINEが来なくなってからもう8ヶ月も経つ）、一度終わらせたほうがいい。もう終わったものだと思って、この2、3ヶ月は過ごしている。終わらせようと思って、電話したいと思って、都合を聞くLINEをして、そのまま（既読スルーされている）。もう、そういうことされる時点で嫌だし、ふざけるなと思う。そういうのを、嫌だと言わせないようにしているのも嫌だ。

わたしが今までしてきたことが、どれだけあなたのプライドを傷つけてきたとしても、わたしはあなたがどれだけ傷ついているのかも知らないし、言ってくれようともしない。勝手にシャットダウンして、私を避けるようにして。何故「嫌だと思った理由」を言わない？言いたくないから、でもそんなことをする私は嫌だから、シャットダウンしてるのでは？それは連絡を断つ理由にはならない。そうやって向き合おうとしない人と一緒にいることはできない。ごめんなさい。もう、終わりにしましょう。わたしはわたしの道を行きます。あなたは、あなたの思っていることを言わなくても、黙っててもわかってくれるような女の人を見つけて、どうか幸せになってください。私は、言ってくれる人じゃないと嫌なので。

そんなさいきん。今年は、もう枯れるんじゃないかってぐらい、涙を流して、心を殺して、そんな一年だった。来年こそは、笑顔あふれる年にしたい。