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「移籍」という決断をして

久しぶりにnote更新します😊
双子のまゆとの交換noteですが、順番気にせず書いていこうと思います😆笑

WEリーガーになって初めてのnote。
引き続き双子のまゆと一緒に発信していくので、読んでいただけたら嬉しいです☺️


私は先月、人生で初めて「移籍」という決断をしました。
なでしこリーグである伊賀FCくノ一三重(以下、くノ一)というチームから、WEリーグのノジマステラ神奈川相模原というチームに。

サッカーを始めて17年目。
これまで周りの選手やプロ選手の移籍の話を何となくSNSやテレビで目にしてきたけど、自分が「移籍をする」ことなんて想像することすらなかった。
中学、高校、大学、なでしこリーグ、とカテゴリーが変わるごとにチーム選びをすることは必然的で、自分が一度身を置いたチームを離れることは自分の中では想像しにくいものだった。
ましてやシーズン途中だなんて。

2023.7.5 忘れもしない日。
この日から私の目から見える世界が180°変わった。

なでしこリーグが中断期間に入って間もなく、
クラブの方から「WEリーグのチームからオファーがあった」との話があった。
この言葉を聞いた瞬間、私の心は揺れ動いた。
心がワクワクするのと同時に、キューッと締め付けられるような心苦しさを感じた。

話をもらった瞬間から、私の選択は8割決まっていた。

「移籍をする」

上の舞台で活躍して、もっともっと上に行きたい想いが強くあったから。
チームでレギュラーとして試合に出ながら、毎日慣れ親しんだ仲間たちとサッカーをしている充実した現状に危機感を覚えていたタイミングでもあったから。

ただ心は正直で、いろんな感情がどっと押し寄せてきて苦しかった。
「リーグ優勝」することを目標としてやってきた。
「このチームでWEリーグに行きたい」とも思っていた。
だから「くノ一の為に」「地元である伊賀の町の為に」という想いを強く持ってやってきた。

それが自分の中からなくなることが辛かった。

練習中のチームメイトの楽しそうな姿も
地域の人の優しい声かけも
職場の方との会話も、全てが自分の心を締め付けていた。
何のために頑張ればいいのか
何のために頑張っているのかわからなくなった。
周りのみんなが羨ましくさえ思えた。
毎日涙を堪えるのに必死だった。
自分の心の弱さを痛いほど感じた。

でも、私は決断していた。

サッカーを続けてきて、自分を磨く努力をしてきて、自分の中でより上に行く選択をしない自分が許せなかった。
移籍をすれば、今よりもっと過酷でシビアな環境に身を置くことになる。その中で揉まれレベルアップすることが自分には今必要なことだと思っていた。
だからこのタイミングで移籍を決断しないと後悔することになる。。

オファーの話をもらってから一週間足らずの話だった。

正直、シーズン中の移籍がこんなにも苦しいものだと思っていなかった。
決断してからも心が追いつかず、ずっとずっと苦しい毎日だった。こんなに苦しい一ヶ月は初めてだった。
でもこの移籍の話を機に私はまた新たな力を得ることになった。

一番は「感謝の気持ち」が今までにないくらい湧き溢れたこと。

決断するまで、決断してから、私の周りにいる全ての人が、前向きに背中を押してくれた。
まず、すごく喜んでくれた。家族や今まで私に携わってくれた人達、クラブをはじめ、そばにいてくれた人達…。
みんな自分のことのように喜んでくれた。
輝かしい声で背中を押してくれた。
私のそばにいてくれた人達は、その後、すごく寂しがってもくれた。
チームメイトも、地域の人たちも職場の人もみーんな。誰一人として引き止める人はいなかった。理解してくれた。
一緒に嬉しがり、寂しがってもくれた一人ひとりの顔を見て、私は強く思った。
「この人たちのために頑張る」
「自分が上の舞台で活躍し、自分の存在価値を高める」
そうすることで、自分を育ててくれた場所、自分に携わってくれた人たちの価値も高められる。
やっぱり私に力を与え、前を向かせてくれるのは、私の周りにいる人、応援してくれる人たちの存在だった。
こんなにも自分のことを応援してくれてる人が沢山いることに改めて気づいた。
こんなにも周りの人に恵まれている自分はとてつもなく幸せ者だと実感した。
もう「ありがとう」しか出てこなかった。
苦しく締め付けられていた心も、周りの人たちのお陰げで、強い心に変えることが出来た。

環境が変わった今でもいろんな人の顔が浮かんでは、ふと心が締め付けられることもある。
心が追いつかない時だってある。
でも、浮かんでくるその人たちの顔から
「よし!頑張ろう!」と力が入る。
毎日毎日自分の弱さに向き合う中で、
一歩前に踏み出していける。
この先も変わらず私の力になり続ける。
上に行く努力を惜しまず、結果を出す。
そういう姿を見せ続ける。
それが私の使命。

いろんな人が私に力を与えてくれている。
それは今いる環境の中でも同じ。
チームメイトをはじめ、私の周りにいる人たちから毎日刺激、気づきを与えてもらっている。
私からも多くのものを多くの人に与えられるように頑張る。

私のプレーを観て評価してもらった。
シーズン中という難しい状況の中で
快く送り出してもらった。
両クラブには本当に感謝している。

この与えられたチャンスを自分で自分のものにしていく。
自分で決断したことに誇りを持てるように
この先も取り組んでいく。


ノジマステラ神奈川相模原の選手として、
しっかりチームに貢献していけるよう全力で
頑張っていきます!
もちろん、この先もくノ一のことが大好きだし、応援しています!

私に携わる全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。
この気持ちを持ち続け、私から何か少しでもプラスの影響を与えられるようにこのnoteを続けていきます。これからも、よろしくお願いします😉

人生初の移籍という決断をした忘れられない
夏のお話でした〜

(以前に書いたこの記事も良かったら一緒に読んでみてください↓😉)

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次はまゆが書いてくれるかな☺️
この決断の際、間違いなく一番力を与えてくれた存在です😌
毎日横を見るといそうでいない。
寂しさに慣れるのはもうちょいかかりそう🥺笑
お互い頑張ろうね🤝


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