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弱者を見捨てる政治に賛同ができない(先義後利を実践して欲しい)

■弱者を見捨てない行政は夢ではない

先日、ブラジル人の支援を題材にしたニュースで「座間市の取り組み」を知った。もう少し詳しい記事は、下記に記載がある。

○「野垂れ死のう」向かった座間市で予想外の顛末
「どんな人も見捨てない」福祉のプロの支援策
2022/07/11
https://toyokeizai.net/articles/-/600721?fbclid=IwAR3mLJkSzOizRP2aJ5Xov1JoXtz9a5IMmLoX-CtGGmlJc2NLRaBI9hcc8XE

「神奈川県座間市は人口13万人ほどの小自治体だが、今、困窮者支援の取り組みで注目を集めている。NPOなどの民間団体とタッグを組み、すでに困窮状態になっている住民だけでなくその予備軍にも救いの手を差し伸べている。座間市生活援護課は「どんな人も見捨てない」をモットーに、「命を守るサービス」を日々提供すべく奮闘しているのだ。」ではじまるこのレポートは、弱者に対する効果的なアプローチの一例を示している。

手のかからない人を優先する(すなわち困っていない人を優先する)行政は、トラブルも少なく、限られたリソースで目に見える性かを確認できるのでそこに逃げる気持ちも分からないではない。しかし、本当に困っている人は後回しにすることは変えて欲しい。

■どうしても安倍政権を評価できない

シャンパンタワーのように、上からあふれた水が、困っている人(下のシャンパングラス)に流れてゆく政策を私は「シャンパンタワー政策」と読んでいる。
 社会はシャンパンタワーではない

安倍政権が推し進めて来た政策は、まずは企業を潤沢にして、余ったお金を弱者に配分するというものだ。しかし、日銀の黒田が推し進めてきた金融緩和は、市場にお金をばらまき、企業はそれを株式投資にまわすというもので、株価は上がったが賃金は上がらなかった。当然だ、上にあるシャンパングラスは入る水に応じて大きくなり下に流さないのだから。

2022年7月の安部氏への殺害事件は痛ましいもので、同情は禁じ得ない。誰でも殺されていい理由はない。しかし、その話と彼の政治姿勢の評価の話は別だ。

○安倍晋三元首相が死去。アベノミクス、森友学園……。憲政史上最長の在職期間に起きたこと
2022年07月08日
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_62c7ee5ce4b06e3d9bb3c5e3

アベノミクスは成功とは言えず(少なくとも検証されていない)、政権に有利な「特定秘密保護法」、「共謀罪」などを推し進め、東京オリンピックは欺瞞の中での開催だと思っている。

外交面では、多くの成果を出しているだろう。
海外からの弔問客が訪れているのもその表れだと思う。それ自体は評価しても良い。

しかし、自民党の優先事項は「大企業を潤す経済政策」だ。岸田政権の言う「試算倍増計画」は富を持つものを優先するもので、どうしても評価できない。

■お金を優先する政治には不信を感じる

誰に対しても良いかをするのはできない。しかし優先順を決めるべきである。得票につながらないからと言って、生活困窮者には目を向けず、票になるからと言って宗教団体にすり寄るというのは賛成しかねる。

助けなければならない人々の優先順を決め、それを行なうこと。
 ビジョンが金持ち優先では賛同しかねない。

経営であっても「先義後利」という言葉がある。

<閑話休題>

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