あーこれ完全にミスったなごめんクニナス
なぜこのNOTEで就活のESを書くか
就活中の友人からESを手伝ってくれと頼まれました。拝見すると「君のクリエイティビティを見せてみなさい」と言わんばかりの気概が感じられる題意でかなりそそられました。(某出版社のESです)
とはいえ、僕自身アドバイスできる立場でもなんでもないので対等な立場をもって自分もこの題意に挑戦してやろうじゃないかという寸法です。
また、ただ一作認めるだけでは勿体ない気がするので、これを機に「なんでこの表現を使ったの?」「ここを工夫したよ!」みたいな箇所にも触れていきたいと思います!
方針固める①〜ベースはどっち?〜
このES、結構就活界隈では特殊な方なのかな?
一般的なものだと「あなたらしさが伝わる具体的なエピソードを教えてください」で済むものを「名(迷)言」を絡めなければいけない。さすが出版社、やっぱりES段階で一定のセンスを図られるようです。
ただ、就活という俎上に乗せられた時に人事的に見たいポイントは優先度順に、
『あなたらしさが伝わるエピソード』>『感性・文才等の諸々のセンス』
という不等式が成り立つのではないかと仮説を立てて進めます。
なのでテーマを立てる際は、
センスある「名言ベース」ではなく、自分の人となりが伝わる「エピソードベース」で設定しようと思います。
方針固める②〜必要な要素を揃えよう〜
今回は、昨年11月に挑戦したヒッチハイク旅行の車内(東京⇨愛媛)をエピソードとして取り上げることにします。
文章の方向性を固めるためには以下のもう二つの要素が必要です。
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①訴求したい自分の人となり
②繰り出した名(迷)言
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①に関して、 ヒッチハイク旅行をテーマにしているので、「行動力」と「コミュニケーション能力」を訴求していきます。
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②に関して、
『ケツが青いから座れるんですよ』
(↑実際に書く際は若干変えるかも。言葉遣いがオワっているので!)
という迷言(これは迷だよな)をチョイスします。
これは、僕が静岡⇨大阪間で乗せてもらった方の受け答えとして瞬発的に出てきた発言です。自分で適当に言っておいて自分で「ちょっと深いのでは?」と思ったのでチョイス。
何を言ってるのかわからないと思うので項目で
この発言が出た背景を写実的に描写していきます。
方針固める③〜下書きとしての写実描写〜
続いて、事実だけの文章を作っていきます。
まだ本番ではありません。骨組みとして取り上げるエピソードをただただ写実的に描写しようと思います。なので、読み物としてはあまりおもろくないかもしれない。
ではなぜこれをやるのか?
それは、「伝わっているつもり」を避けるためです。
気を抜くとやってしまいがちなのが、自分が前提としている知識や状況が文章に書かれていないということです。
これをやっちまうと、読み手が文章からおいてかれてしまうのです。
(目では書かれている活字を追ってどんどん読み進めているけど、頭では理解していない状態。これよくない。)
なので、手法としては
①写実描写を作る
↓
②写実描写から削れるところを削り、ユーモア(センス)を付け加える
といった感じで進めます。では、以下で写実的に書いていこう〜
ということで、ある程度の方針が自分の中で固まってきました。
本番で描きたい文章は、
(先ほど作った写実的文章)ー(なくても情景がわかる冗長な文章)+(コミュ力が伺えるような表現)+(行動力が伺えるような表現)+(文章的ユーモア)
です。
現段階で、コミュ力に関してはめちゃくちゃ訴求しずらそうだぞ、、ということがわかってきてしまいましたね。
「行動力」は外さず、文章に合わせて「童心をいつまでも大切にしたい」人柄のようなものが伝わればいいかな〜くらいに再設定しておきます。
では、いよいよ本文を書いていきましょう〜!
本文
自分を大きく見せるために事実を脚色した。
別に面白くもないところで笑ってあげたりした。
賞賛の矛先も分からない拍手もした。
シューショクカツドーは僕にとって、窮屈でひどく消耗するものだった。
どこか、遠くへ行ってしまいたかった。でも、どこを目指しているのか自分でも分からなかった。
僕は1週間分のカレンダーをマッキーで黒く塗りつぶし、その間に四国の方角に旅に出ることにした。ヒッチハイクでね!!
四国にヒッチハイクで上陸するのに、1週間も要らなかった。実際、僕はたったの二日で愛媛の西端まで到着してしまったのだ。
でも、僕を愛媛まで運んでくれた方々は本当に素晴らしかったのだ。
<回想:愛媛道中、三番目に乗せてくれた50代女性と車中での会話>
女性運転手:「それにしてもこんな青年があんな辺鄙なサービスエリアで何をしているのかと思ったら… あなた、よくこんな見知らぬ人の助手席に座っていられるわね。ねえどうして?」
…どうしてだろう。とにかく、僕はシューショクカツドーに疲れてしまったんだ。
僕:「…そうですねお母さん、『ケツの青いガキ』って表現がありますよね。
それでいうと僕は青年というよりもガキの方が近いかもしれないですね。
したがってお尻も青い。
僕がこうして助手席に座らせてもらっているのは僕のお尻が青いからかもしれませんね!HaHaHaHa」
静まる車内。少し喋りすぎた。
<現在:トーキョー、シブヤオフィスにて>
メンセツカン:「…以上ですがカワナくんからご質問はありますか?」
ボク:「はいッ!非常に素晴らしいと思います…!
特に御社の……云々!」(ぱちぱちぱちぱち)
さて、僕のお尻は今いったい何色なのだろうか。
方針など…
方針などクソくらえみたいな文章になってしまいました。
書いている途中に楽しくなってしまい。着地がブレました。
東京に戻ってからの描写をもっと明るい展開にしたらまだ救えたかもしれません。
僕が書いた作品は、「就職活動に疲れて、心機一転ヒッチハイクするも、社会に迎合していく青年」を描いたものになってしまいました。
正直これは 目次つきのNoteとしても駄作であります。
これに続く文章は全て言い訳がましくなってしまいそうなので、ここで切り上げます。偶然読んでしまった方、ホント、ごめんなさいね!
タイトル…
あ、タイトルは希望を持たせて
『STILL BLUE AS PAST』
とでもしておこうかな。
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