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いつもの場所に

いつも行くパン屋さんに、いつも行くカフェに
花が咲いていたら それだけで嬉しいかも。

コロナ禍が私たちの気持ちに与えたものを考えてみた。行動を制限され、商売の形を変えなければならなかったり。大声で笑ったり、気兼ねなくご飯を一緒に食べれなくなったり。

当たり前だと思っていた日常の楽しみ、喜びを少し閉じ込められた様な感覚。残念をいつも持ち合わせていたあの頃。

コロナに対する社会の捉え方が変わりつつある今、
皆んな これまでの数年を取り戻すかの様に楽しみや喜びの体験を求めている。 
そして、猛烈に働いている。それはいつまた行動制限という錠をかけられるか。
どことなく不安で 落ち着かないような感覚。

色んなイベントやアレンジ教室で出会うお客さまから感じる事は 花に触れてわくわくしたいという 陽のエネルギーと 花に癒されパワーチャージしたいという陰のエネルギー。

花が側にある事 その小さな喜びはどんな時であっても自由に選択できる🌈

そういう毎日を願って、私は「寄植え定期便 プランツ」を発売した。

はじまりはパン屋さん。
そこは食パン2種、パーカーパン、コッペパンというシンプルなラインナップ。コッペパンに塗るジャムやクリームを気分で選べる。

いつも行く場所に花の寄植えが置いてあって、行く度にその花が成長して、日々少しずつ変化している。
その花は店主さんからの「いつもありがとう」のメッセージ。
そのメッセージに気付くお客さまもいれば、通りすぎる方も。それでいい。
必要ならば、気づくものだから。

季節の花の寄植え

ある日 そのパン屋さんからこんな話を伺った。

先日いらしたお子様連れのお客様。お母さんがパンを選んでいる間、その子は店内を落ちつかない様子でぐるぐる回っていたそうで。
ふと、ガラス窓の外にある例の寄植えが目に止まり
それから皆んなに向かって「あの花 キレイ!!」と教えてくれて、何度も何度も「あの花キレイ」と話しながら、じっと見つめてくれていたらしい。

店内が温かい気持ちで満たされていた事をお話を伺いながらイメージできて、私もほんわかと嬉しかった。
そんな風に 花を通じてメッセージを伝え合えたらしあわせだー

ますます この寄植え定期便プランツを広めたくなった。

花が緊張を穏やかに沈め、本来のありのままの自分でいいんだと気づかせてくれる
ちゃんとしなきゃ!とか いい人でいなきゃ!とか
無理せず過ごせる毎日をたくさんの人たちと共有したい。

プランツで思い伝える大作戦はこうして始まった。



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