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お江戸スタイルブック no.010

江戸時代後期頃の芸者。

コートが可愛すぎる件…『被布』です。
これは襟を立てたタイプ。

雪の日だって、オシャレに余念がないのが江戸女子。
おしゃれ番長の芸者!であります。

枯葉柄の裾模様の着物。
裏地とフキが縞模様で、蝶々が舞っているというのがまた…!

素足にモコモコ鼻緒もキュート。
とにかく抱きしめたくなるくらい可愛い。

渓斎英泉『江戸砂子逢身八契』より

渓斎英泉(けいさいえいせん)(寛政3年(1791)〜 嘉永元年(1848))は、江戸時代後期を代表する浮世絵師です。
杉浦日向子先生の『百日紅』でもお馴染み。
英泉の美人画は、えろい。
睫毛がバサバサで、とにかく色気がすごい。すき。

Cultural Japanで、使えそうな画像を探したところ、こちらの所蔵先不明の浮世絵が見つかりました。
まぁ大丈夫だろうと判断しましたので、載せておきます。
ちょっと褪色が激しいですが。

雪景色が描かれた浮世絵、好きです。
ひんやりと澄んだ空気が伝わってくるような。
スキー場効果ではないですが、描かれた女性も一層増してキラキラしているように見えるんです。
雪上にもかかわらず、あらわになった足の指先が、凍傷になったりしないかしらん…といつも心配になってしまうけれど。
この子の想い人が、早く来てくれますように。

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