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高島屋のクリスマスケーキ問題で感じること

皆さま、こんにちは。
今日は、現在メディア等でも話題になっている高島屋クリスマスケーキ問題について持論を書こうと思っています。

2023年のクリスマス時期に大手百貨店である高島屋がオンラインストアで予約注文を受け付けていたクリスマスケーキが顧客のもとに届いた際に崩れてしまっていた件について、冷凍商品であるにもかかわらずそもそもなぜ崩れるという事態が発生したのかが非常に疑問として残っています。

高島屋は本日時点でプレスリリースで経緯等の報告を掲載していますが、これを読んでも少しばかり疑問が残っています。

https://www.takashimaya.co.jp/base/corp/topics/231227a.pdf

これを執筆している2023年12月27日時点で高島屋の横山専務が記者会見で「責任はすべて自社にある」と発言をしているが、果たして全てが高島屋の責任かというとそうではないと考えています。

このケーキを監修した横浜にあるフランス料理店「レ・サンス」も冷凍ケーキとはいえ店頭で販売するのではなく宅配で配送することを考えると、見た目のデザインだけにこだわるのではなく、細部にわたっていろいろと考えてケーキのデザインを考えるべきだったと思います。

そして、レ・サンスの監修のもと製造を受託している「ウインズ・アーク」も言われたとおりに作るのではなく、受託製造を数多くこなしている経験から設計段階から介入して品質維持をするために難しい場合は解決策も含めて提案すべきだったと考えています。
一部報道では取材に対して逆ギレする場面もあったようで、報道陣からの執拗な質問攻めにそう答えてしまいたくなる気持ちも理解できないわけではないが、やはり消費者目線で考えた際にはその対応には問題があると感じている。

配送を委託されたヤマト運輸に関しても配送を担当した1台ずつの車両の温度管理まで把握できてるかわかりかねますが、繁忙期の対応に追われてもしかすると冷凍ではなく冷蔵の庫に入れていた可能性も否定できないことを考えると末端のドライバーまで徹底できているかは少し疑問でもあります。

本日の横山専務の記者会見でいちごの入荷が遅れて凍結時間が昨年までの2週間から1日(20時間から25時間)に短縮されたことを発表していました。
今年は季節が夏から一気に冬になるような異常な気温変化だったので製造過程において無理が出たのかもしれないことは致し方ないとして、試験段階で問題ないとはいえ、果たして配送に至るまで試験をしたのかはかなり疑問が残ります。

今回の件を受けて、どのような業務においてもイレギュラーは発生しそこに対してどのように対処すべきか。
また、試験も最終段階まで行ったうえで実施を判断するという事が非常に重要であると感じています。

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