今日は早稲田大学に行ったのですが、トイレの水道からちょうどいい温度のお湯が出てきてちょっとムカつきました。

今日は早稲田大学に行ったのですが、トイレの水道からちょうどいい温度のお湯が出てきてちょっとムカつきました。

早稲田のイチョウも銀杏が落ちない品種らしい。

早稲田大学は、僕が今年の春まで通っていた関西の私立大学の上位互換という感じがした。鏡張りのラウンジ、うちもあったな~。畳敷きの一画まで今、自分は国立大学の所属だけど国立は少し実直すぎる気がある。私立の軟派で表面的なぬるい雰囲気の方が馴染む。

村上春樹ライブラリーに行く。著作、作中に出てくる本、村上に関連するのかしないのかわからない本があった。勝手にミュージアムを想像していたけど、やはりライブラリーなので本が棚にあるだけだった。あと村上の書斎を再現したスペースがあったけど、そこに興味を持っていると思われたくなかったので目を逸らした。

本しかないしすぐに出ようと思ったけど、借りたばかりの入館証をすぐに返すのが恥ずかしかったので、適当に本を取った。少し読んで、飽きた。文学フリマで買った『鶏のダンス』を読む。

近くにいた暇そうな職員が、ずれてもない椅子を直す風に持ち上げて結局元と同じ場所に置いたり、前回消毒してから一度も使われていない机にアルコールを吹きかけたり、棚を眺めている人に「そこの空いているお席よかったら使ってくださいね」と声をかけたりしていた。

暇つぶしでホスピタリティするなよ。
声をかけた人、出て行っちゃったじゃん。

僕は所有している本をめちゃくちゃ雑に扱う。
帯やカバーは買った瞬間に捨てるし、文庫はぐにゃぐにゃにしながら読む。

書籍の本質は内容なのだから、それ以外の部分に気を遣う感覚はいまいちわからない。村上春樹だって映画のエンドロールを見ずに劇場を出ると言っていたし、エンドロール見る人をちょっと馬鹿にすらしていた。

『鶏のダンス』も例によって左手で読んでいるページから裏表紙までを巻くようにして握りながら読んだ。暇な職員に蔵書を雑に扱っていると勘違いされたら嫌だなと思った。見られてる気はした。あいつは暇だから。

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