小沢健二を誤解する『昨日と今日』
小沢健二の歌詞を書き起こして自分なりの解釈を与える(積極的に誤解していく)という作業。今回は『昨日と今日』。
1人の男が夕方に目を覚まし、鏡に向かって身だしなみを整えながら「俺の未来をきっと変えてくれ」とつぶやく。しかし、「変わりたい」とつぶやく行為さえも街の中に深く深く吸収さていく。未来に対して変化を望む男がいることさえ、変わらない街の風景の一部である。
先ほど眉を撫でつけていた男(口先だけの男=変わりたいと言うだけ行動を起こさない人物)がバー・カウンターに座っている。