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コンセプト "CAL" (Computer Aided Life)

Carrot Projectとしては、サステナビリティをメインのミッションとしようと思っていますが、コンセプトの1つとして、"CAL" (Computer Aided Life)を掲げます。

これまでもコンピュータによる作業支援、CAD(Computer Aided Design)とかCAE(Computer Aided Engineering)、また言い方は違いますがDTP(Desk Top Printing)やDTM(Desk Top Music)といったものがありました。今まで専門職であった設計・製図やドキュメント制作・音楽制作といったものが、コンピューターを使う事で、より企画者・発注者に近くなってきたと考えられます。

近年、インターネット・Web技術とスマホの発達により、コンピュータはより身近になってきています。特に、「検索」「調べる」といった作業はほぼほぼインターネット、Googleに代表される検索エンジンに依存しているでしょう。

そして、最近はAI技術の発達により、ChatGPTのような「質問に対する回答」をしてくれるサービス、Midjourneyのような「画像」を生成してくれるサービスが生まれています。

ここまで来ると、コンピューターというものが、一人一人の生活に対してより食い込んでくる、具体的には「相棒」のような存在として生活をサポートするような形が考えられると思います。Computer Aided Lifeです。

既存の概念としては、落合陽一氏が提唱している「デジタルネイチャー」に近い部分もあると思いますが、デジタルネイチャーはどちらかというと社会全体にコンピューターが「自然」として実装された形を志向していると思われるのに対し、CALはあくまでその人が生活する上でのアプローチを示すので、形態にはこだわりません。個人的にはスマホの延長みたいなものが現実的かと思いますが、インタフェースとしては人やペットの形をしているものもありかもしれませんね。使う人が一番望む形がいいわけですから。

====以下、補足====
大事なことを思い出したので書いておきます。
スティーブ・ジョブズは、コンピュータについて「人間を解放するもの」「人間がより人間らしく生きるためのもの」と捉えていたと言われています。一方、ビル・ゲイツは、コンピュータをあくまで便利なツールと捉えていた節があります。
スティーブ・ジョブズの思想が結集したものがMachintoshであり、iPhoneでした。コンピュータがアートの領域まで進出したのはビル・ゲイツの功績と思いますが、一方人間がより人間らしく生きているか、と言う点についてはまだNoと言わざるを得ません。テクノロジーが貢献する余地はまだまだたくさんあると考えられます。

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